キャップの変色色修正事例『染み抜き屋』
2022.07.21 11:14
こんばんは 不入流師範 染み抜き職人マコトです。
今日の八王子は最高気温31度くらいだったんですが、湿気が多くムシムシした一日になりました。
さて今日の染み抜き事例は キャップの変色色修正事例 です!
まずはビフォーから・・・
ラルフローレンのキャップのつばの部分に汗による変色が輪染みの様に出てしまっています。
このキャップ元々は濃紺のキャップでお客様が時間をかけて徐々に色焼けさせていき、お好みの風合いになったところで油断して洗わず、置いてしまったらご覧のような状態になってしまったそうです😖
こうなると染み抜きではなく、色を補色して周りに馴染ませるようにします。
ただ、濃すぎるとシミの様になってしまい、薄いと赤みが残ってしまうし、周りの風合いとも合わせるよう色を直せないとならないのでなかなか手間のかかる修正となりました。
さて結果は・・・
いかがですか?
色焼け感を損なうようなことなく、輪染みのような変色は目立たなくなりました。
ただ、部分的に直した色というのは元の色ほど耐久性がなく、水洗いで落ちてしまうため、次回洗う際にはまた同じように色を直す必要があるので水洗いするお品物は基本部分修正をお勧めしないんですが、今回はお客様同意の上で色修正いたしました。
今回の色修正クリーニング代金は 4,400円(税込み) でした。
ご依頼ありがとうございます。