2022年 都民ファーストの会、「ファースト政経塾」を修了
2022年 都民ファーストの会、「ファースト政経塾」を修了
(ツイッター 伊藤ゆう東京都議会議員/目黒区 @yuuito1202 5月28日)
「ファースト政経塾」最終日となった鈴木哲夫さんの講義では、会議室の一番前にある左手のドアから突然小池都知事が入って来て、私の正面の席に座って、真正面にいた私を凝視していたように見えたので大変緊張しました。
私は以前は、豊洲移転問題などで、小池さんを批判していましたが、道徳家としては、悪い感情を全く表に出さず、6年にも渡って継続的に公務をこなし、また、深刻なコロナ禍など、どんな状況にあっても、都民に対して優しい言葉で、前向きなメッセージを発信し続ける小池さんに対しては、私がかつて支持していた前埼玉県知事の上田清司さんと同様、自治体首長のあるべき姿として、評価しています。
また、彼らには、かつての新自由主義的な政策を軌道修正したり、いくつかの対立している政治的な考え方を調整していく能力があると思います。
逆にコロナを一旦収束させるなど、成果を上げたにも関わらず、参院選では、小池都知事の下で勤勉に働いてきた荒木ちはるさんに全く投票せず、犯罪者のガーシーや、生稲晃子、松野明美などに投票した日本人に対する「天罰」として、この夏のコロナの急激な感染増、第7波があるのだと私には思えてしまいます…。
今年のファースト政経塾の講義は、いずれも北川正恭さんや尾木ママなど、経験豊富で、実績のある専門家によるものであり、多くを学ぶことができ、大変勉強になったという思いです。
私は、2013年の元自民党国会議員の早川忠孝先生が主催していた勉強会で、小池百合子さんの元秘書だった野口威光さんと同席して以降、都民ファーストの会との関わりは古いですが、やはり昨年の都議選で、あきる野市で行われた立候補者の討論会で対立候補で隣りの席に座っていた清水やすこ先生に討論中に声をかけていただいたことが大きかったと思います。そして、その選挙期間にも、日の出イオンの前で行われていた清水先生の街宣を見ていたところ、選挙スタッフの方からも声をかけられて、立ち話をしました。
昨年、私は五輪反対や積極財政を訴えて都議選に出ましたが、小池都政が五輪を成功させて、コロナ対策でも一旦収束させるなど、一定の成果を上げ、さらには、私が当時党員だった国民民主党と連携して、共通政策を発表したことから、今年の1月にファースト政経塾に応募したところ、入塾が許可されたという流れになります。
しかし、私は西多摩と遠く、荒木ちはるさんは(3月に新宿NSビルの通路であいさつしてもらいましたが)、参院選に向けて4月ごろから目黒駅などで、早朝に駅立ちの政治活動をしていたのですが、私は西多摩からですと、早朝には特快がなく、目黒まで30駅くらいあるため、都民ファーストの応援には全く行けず、まして参院選の選挙期間中にあきる野市議会が解散するなど、参院選直前は、自分の選挙準備があったため、ファースト政経塾を修了したにも関わらず、「都民ファーストには全く貢献できなかった」という経緯がありました。
今思えば、犯罪者ばかりを参院選に擁立して当選させてしまうなど、完全に暴走してしまっているNHK党には、かつて2018年から2019年にボランティアとして非常に貢献してしまいましたから、なんとも皮肉なものです。
また、都民ファーストは元々は、来年4月に行われる統一地方選に向けて、今回の塾で候補者を募(つの)っていましたので、それが都民ファーストの選対の最大の目的であり、私の住むあきる野市は統一地方選に当てはまらず、都民ファーストから公認をもらうなどして、一体化して選挙戦を戦うという流れにはなりませんでした。
明日はいよいよ投票日ですが、都民ファーストは参院選で、全国に勝てない候補者をたくさん立てるなど、NHK党や参政党のようななりふり構わない戦い方をせず、有権者に誠意を以て選挙戦をする道徳的な政治団体です。
しかしながら、4000万円の詐欺を働いて警察に追われているガーシーを当選させつつ、政党要件も満たして年2億円以上の政党助成金(税金)を手にする、完全に金目当てのNHK党とは対照的に、残念ながら、都民ファーストは当然、政党要件も満たせず、議席も獲得できませんでした。
また、国民の多くは岸田政権を支持していますが、「全く」何もしていません。金融所得課税も引っ込めてしまいました。つまり消費税は一切下がらないのです。
そうした混乱の中にあって、何もない私は、まさにこのあきる野市で、徒手空拳の思いです。
しかし、6月3日に、ファースト政経塾を修了した私は、清水やすこ都議と面談する機会をいただきました。
都議選以来の再会でしたが、小さい机を挟んで1時間半もお話しさせてもらったのですが、清水さんの献身的な人間性のすばらしさに感銘し、心服する思いでした。
また、事務所のある羽村市ではなく、広いあきる野市も、くまなく回られ、1日西多摩と都庁を3往復する日もあるというのは驚きました。
「チャンネル桜」での佐々木信夫氏や三橋貴明氏、藤和彦氏の討論では、「議会で質問しかできず、行政に関われないので、都議会議員はいらない」という結論であり、私もそのような認識でしたが、清水さんは広く有権者からの陳情を聞くため、広い7自治体をくまなく回っています。
また、私の父の死因にもなったデルタ株にも感染されて、何度も意識を失って生死の境をさまよい、亡くなられた時はすぐに火葬するという準備は私の父と同じとのことでした。
また、清水さんは、小池都知事や荒木ちはる代表とは違い、5人ものお子さんを産み育てています。
また、20年も国税局に勤務し、税理士で行政書士にも関わらず、そうした経歴や資格があるとは思えないくらい、外連味(けれんみ)なく、とても親しみやすい対応で、大変好感を持ちました。
私は行ったことがないのですが、廣徳(こうとく)寺のお話もされていたと思います。
私とはたった6つしか違わないのですが、私の団塊ジュニアには、清水さんのような人柄、出産育児以外でも、清水さんほどのコミュニケーション能力のある女性を見たことはありません。
つまり日本の少子化の原因は、このたった6年ほどの道徳退廃にあるのです。
また、私がこれまで移り住んできた、文化の色合いが薄い東日本の都市部の出生率が極端に低いことがそれを物語っています。
ただ、清水さんがたった一人だけでこれだけ広い西多摩地区を見ていくのは大変過酷であり、育児もあり、コロナにもかかられて後遺症もあるため、清水さんの負担を軽減していかなければならないとも思いました。
NHK党時代は、全く政治家に似つかわしくない、お金目当てでダメ人間の男性党員ばかりと接してきましたが、都民ファーストで私が見てきたのは小池都知事、荒木代表、清水都議と、いずれも女性でした。