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ウリアゲ☆デザインラボ

【集客・売上アップのヒント #7】ターゲットを明確にするから集客アップや売上アップにつなげられる

2018.01.23 16:36

自社の商品やサービスを
選んでいただくための
マーケティングのヒント#7


あなたの商品やサービスは『ダレ』の『ナニ』を
解決するために
存在してますか?


集客アップや売上アップに悩んでいる個人事業主や会社経営者、営業部門や販促部門など方は多いのではないでしょうか。


ビジネスを立ち上げ継続させていく上で『これさえしておけば必ず集客アップや売上アップ』につながるという方法がないからこそビジネスは難しく、だからこそ集客アップや売上アップにつながる自分なりの方法を見つけルコとできるのが、ビジネスを続けていく上での面白さや醍醐味でもあります。


今の世の中には人の悩みを解決してくれるものや欲望を満たすものがどこでにも溢れ、だからこそ世に溢れている似たような商品やサービスとの差別化をいかにして行い、集客アップや売上アップにつなげていくかということに腐心をしている経営者や経営幹部、営業部門の方々は頭を悩ませていることでしょう。


ではそもそも、あなたの商品やサービスは誰のためにあるのでしょうか。何のために商品化・サービス化されたのでしょうか。



顧客となって自社の商品やサービスと
接することで気づきを得られる


当たり前のことではありますが、商品やサービスを提供する側でい続けるとその提供方法や告知方法、フォローの方法が長く続いている商品やサービスであるほど自動化されているはずです。


それは効率を求めてきた結果やお客様からのご要望で現在の形になっている場合もあるでしょう。しかしながら、それが今の時代や今のお客様の本当のニーズにマッチしているのか、長く同じように続けてるからこそ提供側ではなく、提供される側「顧客」となって自社の商品やサービスに触れることが非常に大事なことのです。


店舗型のサービスを営んでスタッフを抱えるようになると、オーナーだからといってお金を払わずに飲食をするなど自社の商品やサービスを利用する方もいらっしゃるかもしれません。


そこで自腹を切ることで自社の値段設定が高いと感じるのか、もしくは安いと感じるのかなどが分かる貴重な機会を奪うとともに、毎日売り上げを少しでも上げようと必死に頑張っているスタッフのモチベーションも奪ってしまう、集客アップや売上アップとは真逆の行為となるため、自社の商品やサービスの一ファンとして一番に喜んでいる顧客として、少しでも自社の商品やサービスの集客アップや売上アップにつなげ、スタッフの模範となる立ち居振る舞いを忘れないようにしましょう。


少し直接的な集客アップや売上アップにつながる話から逸れてしまいましたが、ここで同じように顧客の立場から自社の新サービスを立ち上げられた、元セブン&アイ。ホールディングス会長だった鈴木敏文さんの事例をご紹介します。


セブンイレブンはコンビニエンスストア業界の中でも売上や店舗数でNO.1の地位を築いていますが、他のコンビニエンスストアに先駆けておでんを販売したり、アイスクリーム用のオープンケースを採用したり、レジ横のコーヒーサーバーやドーナツもセブンイレブンが他者に先駆けて導入したサービスですが、当時の鈴木会長が導入しようとして周りからは、


「無茶だ!」「失敗する!!」

と言われていたサービスがあるのですが、今やなくてはならいサービスとしてコンビニエンスストア各社にも導入されているサービスがあります。


それはセブン銀行の設立でした。



当時なぜ鈴木さんが周りの反対の声を押し切ってまで銀行を作ったのかというと、このようにインタビューで答えてありました。


『銀行は、土日は休みだし、午後3時に閉まってしまう。

 近所のコンビニで夜中でも日曜でもお金が下ろせたら、お客様にとって便利だろう、

 と当たり前のことを思っただけです。』


と仰ってありました。



この言葉こそまさに


『お客様のために』


という思いを表し、周囲からどれだけ反対されようとも実際に実行にまで結びつけられたからこそ、セブンイレブンは業界NO.1の地位を築き維持できているのだと思います。



大企業ですらやってしまっている
集客アップや売上アップにはつながりそうもない
『誰のため・なんのため』


4年前のものでこの広告を見たときに愕然としたのですが、私は残念ながら毛髪が薄くて今はもうこのままでもういっか……と諦めの境地に至ってるのですが、それでも元に戻るのであればそうなるのがベストだと思っている、アートネチャーのサービスを利用する確率の高かった人間でした。


及川光博さんが個人的に嫌いというわけではないのですが、毛髪が少なくなってきている、もしくはすでに少ないことに悩んでいる男性相手のサービスで、なぜ男性タレントのサイン入りポスターをプレゼントにしようとしたのかが全く理解できなかったのです。


化粧品のCMで美しいタレントさんを使って、暗にこの化粧品を使うとこの人みたいに美しくなれるということを伝えるのと同じ手法で、もしかしたらイメージキャラクターとして髪の毛がフサフサな及川光博さんを起用なさったのかもしれません。


そこまでは理解できないことはないのですが、イメージキャラクターとして起用しているからといって、その活用方法としてサイン入りポスターをプレゼントするという方法は、及川光博さんのファンの方が薄毛の方には非常に多いというデータがあるならともかく、単にイメージキャラとして起用しているからキャンペーンのためにとりあえずなんかしとこう……という浅い考えで行われたキャンペーンにしか見て取れず、見つけたのはネット広告だったのですが、おそらく他の媒体でもキャンペーン告知は行っていたでしょうから、予算をかけただけの成果、集客アップや売上アップにつながったかというと、間違いなく繋がってないと思うわけです。


なぜなら、対象者となり得る私自身がこの広告を見ても全く興味がわかず、「なんでミッチーのサイン入りポスターなん」って思ったワケですから。


この記事の最初の見出し通り、

『ダレのナニを解決したいのか』

ということが明確になっていれば、及川光博さんのサイン入りポスターが集客アップや売上アップにつながる施策として活用されるべきものではないということは気づいたと思います。



ご自身に当てはめていただいたら常にということはなくても、


「たまにやってしまってるかも」


と思われることもあると思うのですが、


・期限まで時間がない


・今更イチからやり直したくない


・こっちの方が簡単だ


・上司が言ってるから


・これくらいで、まいっか


という心持ちになって仕事を進めてしまった時は、当然そこにあなたの商品やサービスをご利用いただくお客様は不在となっており、納期がないことや商品がサービスが出来上がるまでが困難であることなどは、それを使うお客様にとっては関係のないことで、集客アップや売上アップにつなげるためには利用するお客様がいかに喜んでくださるかを、当たり前ですが納期ギリギリまで考え、商品化やサービス化に向けて困難な課題が出てきたとしても、それを解決してこそのお客様が喜んでくださる商品やサービスとなり得て、結果としてお客様が

「使ってみたい!」とか「実際に使ってみて良かった!!」

となる確率が上がり、集客アップや売上アップにつながっていくはずなのです。



あなたの決断や選択は内向き・社内を見てないですか?

迷った時にはお客様にとってこの決断や選択はどうなんだろうかと、常に自問自答をする癖をつけていけば、あなたの商品やサービスはお客様にとって他とは違うなくてはならいものへと変化するでしょう。