カターイフ
アッサラーム アレイクム。
ヨルダンの大雑把な料理をする佳子です。
とにかく簡単、楽、手早くできるものが好きなので、今回も混ぜて焼くだけの生地をご紹介しましょう。
「カターイフ」(写真)と言うアラブ菓子は、
特にラマダン(斎戒、断食)月によく食べられるもので、ラマダン初日にはこの焼いた生地がお店で売り出されます。
昔は各家庭で作られていたので、私も義母に教わり、ラマダン月にお客様が来ると女性陣たちでせっせと作り、おもてなしをした思い出があります。
最初食べたときには「なんて甘ったるく、カロリーが多そう!でもせっかく出されたから1個だけ食べようか。。。」などと思いながら無理やり食べていましたが。。。
それも束の間。
今や3個はペロリと食べれます。(笑)
そうですよー。
皆さんもはまってしまうくらい美味しいのです!
自家製はシンプルなお味でシロップの調整ができるのが利点。
中身もお好きな物を入れてください。
中身で我が家の定番はキシュタと言うものです。
生クリームを温め、湯葉のように掬いとったものです。
こちらでは缶詰めやパック入りで売られてます。
フェタチーズやナッツ類、デーツもそれぞれに人気がありますので、お試しください。
「アサフィーリ」(写真手前)と言うアレンジもできますので、レシピを書いておきます。
保存方法は味が衰えますが、揚げる前の状態で冷凍保存ができます。
たくさん作って冷凍してくださいね!
解凍は自然解凍、またはレンジで中身が柔らかくなる程度で解凍してください。
カターイフ
<生地の材料>
- 小麦粉 200g
(セモリナ粉を山盛り大さじ2杯分を小麦粉の代わりに混ぜても良い)
- ぬるま湯 350cc
- 砂糖 小さじ1
- 重曹 小さじ半
- イースト 小さじ半
- 塩 少々
〈シロップの材料〉
- 砂糖 1.5カップ
- 水 1カップ
- レモン汁 少々
- バター 小さじ1
〈中身の材料(量は好みで調整してください)〉
①キシュタ味
- キシュタ 1缶
- 干しぶどう 少々
- ココナッツ 少々
②クルミ味
- 胡桃 少々(小さく砕く)
- ココナツ 少々
- シナモン 少々
- ローズウォーター 小さじ3分の1
- 砂糖 小さじ半
③デーツ味
- デーツ 大粒3ぐらい(好みで)
- シナモン 少々
- カルダモン 少々
- バター 小さじ1
④チーズ味
フェタチーズ、モッツアレラなど(塩ぬき) 少々
⑤ココナツ味
- ココナツ 少々
- はちみつ ココナツが固まる程度
〈その他の材料〉
- 揚げ油 適量
- ココナツもしくはピスタチオ(飾り用) 好みであってもなくても可
1. 砂糖と水を鍋で沸騰させてシロップをつくる。 5分くらい煮つめたら火からおろし、レモン汁とバターを入れる。冷蔵庫に入れ冷ます。
2. 生地の材料を全部入れミキサーにかけ休ませる。
3. 中身を種類別に用意する。
4. 220℃の温めたホットプレートに生地を注ぐ。 どら焼のように片面が焼ければ 取り出し布やキッチンペーパーにくるむ。
5. 生地に中身を適量入れ、しっかり閉じる。
乾燥しないようにタッパーに入れる。 ( 冷蔵庫で数日保存可能。)
6. 温めた揚げ油に5のカターイフを入れ、両面が黄金色になれば素早く取り出し1のシロップに浸ける。
(揚げずにオーブン焼きでもできる)
7. お皿に移して完成。 お好みでココナッツやピスタチオをかけてもいい。
※「アサフィーリ」は4の生地に好みの具を入れ、半分閉じる。
上にザクロやザクロシロップをかけても良い。
『注意点』
- シロップは砂糖の結晶ができないようにレモン汁を入れる。
- カタ-イフ、シロップどちらかが熱く、もうひとつが冷たくないと出来上がりがカリッとしないので、シロップは先につくって冷ます。
- 詰めた後、生地をしっかり閉じる。←閉じていないと揚げる時に破れて中身がもれてくる。