箱庭療法
「庭」は古来 人の心を現すシンボルとして考え用いられてきました。
箱庭療法とは砂の入った箱に写真のようなミニチュァを置くことで言葉では表現できない自分の内面世界を表現し、それを深く体験することによって 症状や対人関係を改善さすというねらいをもった心理療法です。下欄に体験談を紹介しています。
箱庭セッションを通して「魂・心の歌」を聴くことができます。
【このような方にお勧め 】
◇ 人間関係で悩んでいる人
◇ 心と身体について、さらに深く学びたいと思っている人
◇ 自分の潜在能力をもっと活性化させたい人
◇ もっと自分を好きになりたい人
◇ 今の問題の原因が、子どもの頃、又は赤ちゃんの頃にあるのでは?と感じている人
箱庭療法が治癒力を持つのは、自分の心の奥深くにある世界を、箱庭という道具を通して表現し、それを自分の目で確認することによって内的に(顕在意識と潜在意識が)統合され始めるからです。セラピストの役割はクライアントが箱庭を置いているのを見守ることです。
いわゆる箱庭療法は イメージで表現しイメージで受け取るに留まるのが常です。
コズミックヒーリング企画では 筋肉反射テスト(バイオフィードバック)を使ってイメージ(言葉を持たない魂からのメッセージ)を言葉として明らかにし、顕在意識で受け取ることをサポートします。クライアントさまは 気づかなかった自分に出会い 意識の統合が生まれ 生き生きとした 自分を蘇らせます。必要であれば NLP,スリーインワン、フォーカシング、シーターヒーリングその他の技法を最高、最善に駆使いたします。
体験記:「こころの庭」~箱庭療法
セッション提供者:南陽子さん(みなみ心理健康オフィス)
スリーインワンをはじめる前私はたくさんの心理学の本を読みふけり、カウンセラー講座や某心理学の講座を受けに行ったりもしていた。 しかし、どれも私には合わなかった。偉い先生がいて、皆がその教えを伺うというのにも合わないし。クライアントの話を無表情に淡々と聞くというのにも、合わなかった。
(たまたま私が受けたところがそういう所だったのかもしれません。カウンセラーや心理学の先生は 皆が皆そうだという訳でもないと思いたい。)
色々精神世界や心理学の世界を探求していた時、ある心理学の本に「箱庭療法」なるものが紹介されていたのを見た。白黒の写真で色々な例が紹介されていたが、ピンボケでよく判らない写真だった。しかし心惹かれるものがあった。いつか試して見たい…と思った。
スリーインワンをはじめて 数年がすぎ、忘れていた箱庭療法が再び私の前に現れた。 兵庫県西宮市の南陽子さんの ”みなみ心理健康オフィス”にお邪魔する機会があった。陽子さんはスリーインワンのファシリテーター仲間の一人でもある。
一部屋の壁に棚があって、沢山のお人形が並んでいた。
かわいい子供や 綺麗なお姉さんや インディアン(ネイティブ・アメリカン)や パン屋のおじさんや あらゆるものが並んでいた。
大きな箱のふたをあければ砂が一面に敷き詰められていた。
ふれてみれば気持ちがいいぃ~~~~~~~~~~。
陽子さんによるとその砂は海の砂だとか。
とっても気持ちいい~~~~~~
★
箱の底が見える位に砂を掘り出すと、底は青い色。陽子さんによるとそれは水をあらわすことができる、とか。
砂で山をつくり谷を作り、川や海を作る事だってできる。まさに心の風景を表現することができるのだ。
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私は山と川を作り、山には沢山の花を飾り立てた。それは自分の創作活動・クリエイティビティ。もしくは内側からわいてくるもの、とい う感じ。
☆
川をはさんだ向こう側には 風車小屋をいくつも置いて、その前に鷲や帆船を置いた。
そこには風が吹くところという感じで、内なる世界(花の山)から川を越えた向こう側が外の世界という感じ。
外の世界は広く、色々な所から風が吹いてくるし、活動的に風にのって動いていく感じ。
☆
まん中の川の、川上には小さな小さな家を置いた。そこは生まれ育った家で、泣いている小さな子供を家の前に置いた。
昔の私だ。その横には雌鳥と雄鶏を置いた。それは私の両親という感じ。とても小さなそこだけの世界、という感じがする。
その家の前から川が流れて段々大きな川となり海へとつながってゆく。その川の真中に 鮎を置いた。
イメージ的には鮭が生まれた川へ戻ってゆく川登りの逆で、その鮎は海へ向かっていく。
それが私にとっては戻ってゆくというイメージだ。
その鮎の前には 綺麗なお姉さんを置いた ふりふり きらきら ぴかぴか ~~~
生の喜びにみちて踊りながら歩いている。
その川は 私の成長をあらわしている。鮎はその箱庭のどまん中の位置に置かれており、それは今の私自身を表している。
そして綺麗なお姉さんは 小さな家から 段々離れて 成長していく私のすがたを表しているようだ。
ふりふり~ ぴかぴか~ るんるん~て感じなのだ。
花を持っているふくろうを手前に置いた。箱庭の内側を向いている。
それは自分へ花を捧げる。
自分で自分に花を上げることが必要だという事だ。
箱庭に色々置いた後自分でそれについて語る時、それが自分の心の庭であると気づいた。