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「おーい図書館」さんの定例会へお邪魔してきました♪

2022.07.25 07:41

 先日「おーい図書館」さんの7月の定例会(@稔台市民センター)へ、前回の勉強会で質問した内容についてお話しをして欲しいとのことで参加してきました。

 アドリブで話せるような内容ではないため、当事者の方からも教えてもらいながら資料をまとめ、お話をさせていいただきました。特に、発達の凸凹の特性での「読み」より「書き」の困難さがある児童生徒にとって、ノートを書いたり提出物を仕上げるためにICTを使う事は「メガネをかける」ことと同じで、使えば学びへの負担が減り学習意欲があがる事を中心にお伝えしました。ただ、現状では先生方へICTの持ち込みへの理解がされにくい事、その原因は松戸市のICT支援員が少なすぎる事では?などお話ししてきました。

  当日は、松戸市の図書館整備計画審議委員も務められた常世田先生(元立命館大学教授)とオンラインでつないで頂き、私のつたない説明へのフォローをしていただいたり、皆さんからの質問に答えていただきながら、理想の図書館についてお話ししたりとアットホームな情報交流の場になりました。(オンラインでつないで下さった堀さんに感謝です!) 

 ★資料はこちら↓↓↓ 

「松戸市内の読み書き困難を抱える当事者の現状と図書館で出来る対策について」 

 ※PDFの文書内のリンクURLから各資料情報へアクセスすることが出来ます。

(AccessReading研修会資料はブログ等の公開不可のため外しております。)

   

 学校で配布されているタブレット端末や私物のipadなども持参して、端末の重さや使い勝手も簡単に説明しました。 実際に、当事者のお子さんからお借りしてきたICT導入前のノートやテスト、導入後の「スキャナ読み込み」→「ICT端末で入力」→「印刷」した資料を見ていただき、ツールを導入出来たことで、お子さんの学校へ行く様子が変わったことなどをお話ししました。今回の話しも、この具体的な説明が出来るものがあったから理解は進んだけれど、話だけでは「?」という感じだったと思います。

  常世田先生からは、やはり専門家や関連団体からの声だけではなく、実際の「当事者」が声をあげ「行動する」ことが大事なこと、そして図書館の本質はやはり「情報の提供」であり、今回のような案件も図書館の司書に相談すれば最新の情報に辿り着ける、それが理想の図書館だと熱く説明していただきました。(確かに、機器を置いても説明してくれる人がいないと厳しいと感じた)

  また、これからの図書館は知らない人同士が自然と交流できるような「ラーニングコモンズ」の導入も必要で、今回のような勉強会がそんな場でされること、そしてそこに情報を繋げてくれる図書館司書がいる、という最先端の図書館についてもお話があったり。 

  そして「国の動向に合わせて~」と言うわりには、実際に国から降りてきた施策も取り組んでいないことが多い地方自治の矛盾や課題についてもお話も。

  現職の本郷谷市長は図書館への理解があるとの事なので、「学びは図書館にある」と信じて、これからも市の動向を追いつつ、声を上げて松戸市の図書館事情を少しでも明るくしたいと思いました。  ちなみに、「おーい図書館」さんの8月の定例会はお休み。次回は9月にあるそうです。 おーい図書館さんの活動や勉強会に興味のある方はマツコのお問合せフォームまたは、kodomo.kizuna.m@gmail.comへご連絡ください。 おーい図書館さんへコネクトします。一緒に教育委員会の傍聴や勉強会などいかがでしょうか(笑)。

 (富田)