朝のジョギングよりも合気道の方が続けやすい理由
晩酌は欠かせません!
家に帰って晩御飯の時には、冷蔵庫から缶ビールを出してきて、プシュッ!
口をつけて、ゴクリと最初の一口が最高ですね。
家族は白いご飯を食べますが、自分は体重も増えるからと言ってご飯は食べません。
その分アルコールを飲めるという考え方です。
そんな日々を送っているのがアラフォーのAさん。
実は、先月の健康診断で
コレステロールが高め
との結果が出ていました。
「そういえば腹周りも少し気になってきたし、学生時代はあんなに痩せていたのに、いつの間にか自分も中年の仲間入りか……
最近体も動かしていないし、ジョギングでも始めてみようかな」
一念発起して、早朝ジョギングを始めようと決めました。
早朝ジョギングに挑戦!しかし、続かず…
いつも7時に起きるのを、明日からは6時に起きてジョギングの予定です。
そう思って目覚まし時計をセットした翌朝。
「ジリリリリリリリリ!!!!」
う、うるさい……もう少し寝たい……
そんな気持ちが上回り、その日はジョギングを断念しました。
「明日から頑張るぞ!」
続けられない人が口にする典型的な言葉ですが、Aさんはどうなるでしょうか。
そして、さらに翌日。
「ジリリリリリリリリ!!!!」
う、今日こそは起きないと……。
そう思いつつも布団から出たのは6時15分。
とりあえず遅刻はしたものの、着替えて軽くジョギングを始めました。
近所にグラウンドがあって、朝イチは開放されています。
トラックをグルグル回ることで距離も明確にわかります。
走り始めて200メートル。
朝日が上ってきて、ほんのりとした日差しが心地良く、澄んだ空気を口から胸いっぱいに吸い込みます。
清々しい。
朝から動くのは気持ちが良い。
そう思いながらさらに走り続けました。
しかし、気持ち良さを感じたのは5分くらいでした。
距離にして1km弱といったところ。
だんだんと呼吸も苦しくなって、足も重くなってきました。
無理しない程度でも2kmくらいは走れるかと思っていたのですが、代わり映えのしない景色にも飽きてきました。
今日は初日だから軽めにするか…
そう思いながら1kmほど走ったところで終了です。
またさらに翌日になると、
「昨日走ったから今日はやめておくか…」
その考えが出てきた時点で習慣化はされません。
結局、Aさんは1日走っただけで、元の運動しない生活に戻っていくのでした。
おしまい
続かないことに理由がある
このような話は自分に当てはまることはありませんか。
周りでもそんな方、いませんか。
このAさんの事例ですが、失敗するだけの理由があります。
①必要性がなければ、やりたいこと以外できない
1つ目の理由は
「早起きの必要性がないこと」
です。
わざわざ朝起きてまでジョギングをしたいとは思っていなかったAさん。
体型を気にして何かを始めようとは思っても、わざわざ走ることでなくても良かったのです。
ちなみにダイエットも同じですね。
少し気になるくらいであればモチベーションが低すぎです。
筋力をつけるために掛ける負荷よりもモチベーションの方が弱ければ、続かないことは明白です。
②登山初心者はいきなりエベレストに登れない
2つ目の理由は
「無理にやろうとすること」
です。
今まで全くしていなかったことを、いきなり毎日しようとなると絶対にできません。
目標が高すぎると心がついてきません。さらに体への負担も大きかったことでしょう。
登山初心者はいきなりエベレストにチャレンジしません。
まずは高尾山の登りやすいルートから始めましょう。
その上でもう少し高い山、少しだけ険しい道を選んでいきましょう。
一歩ずつ、階段を上るように目標を設定するのが大切です。
③いでよ、ドーパミン!
3つ目の理由は
「達成感がないこと」
です。
何となくやってみるのでは、長続きしません。
それに取り組むこと自体に喜びがなければ、またやりたいと思えないのが人間です。
毎回やることに達成感を作ることが継続するカギとなるのです。
そのためには、足跡を残す(記録)ことも必要ですし、証があると良いのです。
達成感なきところにドーパミンなし!
達成感を演出して、ドーパミンを出しましょう!
④群れることには意味がある
4つ目の理由は
「一人でやっていること」
です。
一人での活動はやっぱり寂しいですよね。
一人の時間を大切にするためなら、それは良いと思います。
しかし、一人の時間を過ごす以外の目標があるのなら、絶対に仲間がいた方が良いです。
仲間がいれば励まし合うことができます。
切磋琢磨もできます。
また、その道の先輩であれば、習うこともできるのです。
一人で活動するのとでは、その後の継続性に雲泥の差が生まれるものです。
合気道の早朝稽古のメリット
このように早朝ジョギングを続けていくのはなかなか大変です。
上手く軌道に乗せられれば良いですが、手軽に始められる分、やめるのも手軽です。
そういった方にオススメなのが、
合気道の早朝稽古
です。
合気道の早朝稽古は、
朝
という気持ちの良い時間帯に体を動かします。
静かな朝の時間帯だからこそ、集中できるのです。
稽古日が決まっているので、その日以外は早起きの必要はありません。
メリハリがつくので、毎日やらなければならないという強迫観念もありません。
むしろ明日は合気道の日だから、今夜は早く寝ようと思えるようになります。
無理する必要がない
ということです。
また、苦しくなるほどの運動でもありません。
夜であればそういうケースもありますが、朝は感性の方が優先されます。
だからこそ適度な運動量
になります。
キツすぎる負荷は却って良くないのです。
そして、段や級がもらえるので、目標になります。
続けていく中で、技を覚えて、審査を受けて、合格しては次の段級位を目指していきます。
常に目標ができる
のです。
合気道の昇段、昇級は、続けていくことが条件の一つになっているので、継続することも求められます。
さらに一緒にやる仲間がいます。
合気道は二人一組以上で稽古をしていくので、誰かと共に進めていくわけです。
一人では誘惑に負けることもありますが、
仲間がいれば頑張れる
そんな気持ちが湧いてきます。
合気道の朝稽古は、少し運動をしてみようと思う方には最適なのです。
早朝ジョギングや早朝散歩も良いですが、