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Baby教室シオ

提案『バーベキューの薦め』

2022.08.22 00:00

岐阜の友人が日本一のBBQを愛する県民であることを公言していますが、岐阜が長良川なら沖縄県民は海BBQをこよなく愛する県民です。我が家では週末主人主体で行っていたバーベキューもコロナ禍で封印中です。今回は子育てに於けるBBQの魅力を解説していきたいと思います。

BBQは今でこそアメリカ料理として紹介されますが、元々は西インド諸島のタノイ族が肉を丸焼きにしたことが起源とされ、キューバの労働者がアメリカへ持ち込んだとされています。それが南米に広がりアルゼンチンのアサードに変化したのだろうかと想像しますが、アメリカのBBQは日本の焼いている横から食するBBQとは勝手が違い、大きな肉の塊を仕込みから調理まで時間をかけて行うものです。よって本格的なアメリカスタイルのBBQを行うとなるとかなり労力と時間も使うことになります。

我が家では主人が扇動するおで日本焼肉スタイルのBBQとなりますが、下準備も簡単なもので子供と共に野菜はざく切り、肉やソーセージは父子で吟味購入し火起こしから楽しそうにしていました。私は飲み物と後片付け担当、愛犬はお肉のおこぼれをもらう役目でもありました。

BBQの魅力はなんといっても屋外で食する開放感です。いつもと違う雰囲気の中でこれといった決まりのなく自在にアレンジができ、五感を満たす経験をすることができます。専用の施設で公園で、海や川の自然の中で、グランピングで、家の庭でと場所が変わればその楽しみ方の表情も変わり、新しいアイディアを出しながら日々楽しさを更新することができます。

子供達にとってBBQを行うことがどのようなメリットがあるかといえば、必要なものを準備し、段取りを考えながら時系列で行動し目的を達成できるのかと思考を鍛えることができます。

BBQをする計画から食材の買い出し、料理の下準備や炭の火おこし、そしてBBQの本番が始まります。色々なアクシデントがあると思いますがそれに臨機応変に対応することができるようになる経験もこのBBQから得られることでしょう。

我が家では食材を買い込みすぎ余らせたり、過去の経験から肉を減らしたら予想以上に不足し、着火剤がうまく点火できず蚊に刺されまくったり、炭が足りずメインのお肉をコンロで焼くことになったり、マシュマロをやきすぎたりと色々ありましたが経験を積めば積むほど対応能力は上がります。

レッスンでは時系列の学習もおこなっていますが経験値がなければ子供は答えを導き出すことができません。どんなに小さなことでも多くを経験させ見聞きさせるべきだと子供たちの様子を目の当たりにして痛感しています。さまざまな経験をしている子供の頭の回転や対処能力は高いものですが、経験値が乏しいと行動も起こせない思考の広がりもないので豊かな発想も表情も淡々として乏しくなっているように思います。その一つの原因が親の経験値不足に比例しています。親が楽しむことを知らなければ子供も楽しめない、いや楽しめないと言うより楽しむ術を知らないと言った方が適していると思います。いきなりBBQのハードルが高すぎると思われる方は七輪で焼きとうもろこしから始めてみてもいいかと思います。


コロナ禍が過ぎ去り家族や親戚、友人らが一堂に集まることができるようになるまで、飲み物担当の私はアルコールが飲めない方々にどのような飲みのものを提供すれば喜んでもらえるのか研究中です。早くその腕が披露できることを願うばかりです。

最後に明日は先での焼きとうもろこしをイメージした『とうもろこし』の工作です。お楽しみに。