チョウチンアンコウ
2018.02.02 02:47
【こんな話】
KFCでランチ。
横の席に小5〜6年の男の子が3人。日本人の子がふたりに白人の子が一人。アメリカ人かな?なぜここに混じっているのか?とにかく、日本語は流暢。
彼らのユニフォームと足元のサッカーボールからして、サッカー・クラブの帰りのようだ。
話はめちゃくちゃに飛びながら、会話は進行している。
突然……
「お前、アンコウって知ってる?」
「知ってる!チョウチンアンコウ!!」
ともう一人の日本人の子。
〝おや、ケッコー知ってるじゃないか!〝
と思っていたら、
白人の子が、
「アンコウってアメリカでは“おじさん”のことを言うんだよ」
「……」
ぶふふ……飲みかけのコーラが鼻を逆流してむせた。忍び笑いが止まらない。
確かにuncleの発音はアンコウにマコトに近い。
“キミのおじさんも目の前に小さな提灯ぶらさげているんか?おい?”
だが、彼らの話はそこは素通りして、さっさとアサッテの方に行ってしまっている。
置き去りにされてしまっているヨソの“おじさん”の手持ち無沙汰……。