介護保険、介護施設や介護福祉士について
介護施設とは、介護保険法に基づいて開設された施設で、利用者がサービスを受ける際に介護保険の適用が受けられる施設です。
介護施設は大きく分けて3つの種類があります。
(1)特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、「特養」とも呼ばれ、病気・障害を理由として自宅で生活することが困難な人が入居できる介護施設です。
寝たきりや認知症など介護度の重い方が入居する場合が多く、入居費用が比較的安いため人気があり、施設によっては数か月や数年先まで順番待ちの場合があります。
(2)介護老人保健施設
介護老人保健施設は、「老健」とも呼ばれ、病院と自宅の中間に位置するような施設です。
特養と異なり、ずっと継続的に入居するというよりも、短期的にリハビリを目的として入るもので、利用者が再び在宅で生活できるようにサポートするための施設です。
病院退院後に自宅に戻るためのリハビリを行うために利用したり、入居する特養や老人ホームが見つかるまでの仮住まいのようなかたちで利用されます。
(3)介護療養型医療施設
多くが医療法人によって運営される施設で、医療ケアの充実している施設です。胃ろうやたん吸引など常時医療ケアを必要とするような要介護者に安心の施設です。
老健では受けられないような医療ケアや看護を必要とする方に適しています。
ただし、国によって2020年までに廃止の方向に進んでおり、その後は「新型老健」と呼ばれる老健よりも医療面が充実した施設にとってかわられる見込みです。
介護福祉士は介護に関する専門職で国家資格の一つです。
実際に介護サービス利用者に身体介護を行ったり、生活支援や相談・助言を行うこともあります。
また介護現場においてリーダー的な役割を果たすための資格で、介護ヘルパーに対して介護の専門知識に基づいた指導を行うのも仕事に含まれています。
働く現場はあらゆる介護事業所が対象となり、この資格があることによって就職に有利であったり、待遇面でも優遇される可能性が高くなります。
試験は年に一回、例年1月頃に実施され、マークシート形式の125問のうち60%以上の正解が合格ラインです。合格率はおおよそ60~70%です。
受験の資格としては、3年以上の介護実務経験に加えて、実務者研修を受けることが条件となっています。