『Man of Destiny(運命の人)④』(続•臣隆妄想劇場127)ショートバージョン
2018.02.08 23:00
立会人の後ろに、広大な太平洋が一望できる。
空が少しずつオレンジ色に染まり、
マジックアワーの瞬間を待って、
立会人が開式宣言をした。
臣と隆二はいつもの立ち位置で手を繋いでいる。
『誓いの言葉』は臣が読み上げる。
ハワイから日本へ戻る航空機の中で、
一睡もせず真剣に考えた。
『誓いの言葉』
不思議な運命の星のもとで、私たちは出逢いました。
今までがそうであったように、
これからも二人で作った愛の歌を、
永遠に隣で歌い続けます。
夢の先に、別の夢があると気づかせてくれた、かけがえのない運命の人と、
これからも共に歩んでいきます。
困っているときには共に支え、
悲しんでいるときは共に慰め、
落ち込んでいるときは共に励まし、
疲れているときは共に癒し、
いつも尊敬と感謝を忘れず、
永遠に愛し続けることを、
ここに誓います。
立会人「では指輪の交換を」
立会人がケースに置かれた指輪を差し出す。
臣「俺が先だよ」
臣は指輪を取り、隆二の目の前に持ってくる。
臣「刻印読んでみ」
内側に英語で、
『BELONG TO ME』(俺のもの)と、
掘られている。
臣らしいメッセージに、隆二は思わず目を細め、極上の笑顔を見せた。
隆二の左薬指に指輪をはめる。
隆二「ぴったりだ…」
臣「当たり前だろ」
立会人が差し出したケースから、
もう一つの指輪を隆二が受け取る。
隆二「見ていい?」
臣「見なくてもわかるでしょ?」
隆二「わかるけど…見たい」
臣の指輪の内側には英語で、
『THOSE OF YOU』(お前のもの)と
刻印されていた。
隆二「やっぱり…」
隆二は緊張から少し手が震え、もたついたが、
指輪は無事臣の左薬指に収まった。
続く