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唯一無二の野外雪上フェスの新たな挑戦。【豪雪JAMインタビュー】

2018.02.03 05:51
去年まで、ギネスブックにも登録されたことのある巨大な雪のステージを舞台にしてきた豪雪JAM。今年は時期と会場を変更して開催される。日本のみならず世界的にもほとんど類を見ない雪のなかでの野外フェスは、アットホームな雰囲気とともに唯一無二の環境でのフェスとして人気を集めてきた。今年の開催は3月3日。ちょうど1カ月後に迫っている。定着していたフェスをなぜ変えたのか。変えたことによって、どんなことを参加するファンは注意をしなければならないのか。豪雪JAM実行委員長の酒井直亮さんに、豪雪JAM11回目のポイントを聞いた。


–––– 去年までの十日町雪まつりカーニバル会場から変更になります。新しい会場はどんな場所ですか。

酒井 越後妻有雪花火会場の当間高原リゾートベルナティオに移りします。越後妻有大地の芸術祭の冬の作品、雪花火と同日同会場での開催となります。

–––– 会場と時期を変更した一番の理由は?

酒井 大きな理由は3つあります。まずひとつは、豪雪JAM実行委員会のメンバーが豪雪JAMだけに集中出来ない状況になってきたことです。町の一大イベント十日町雪まつりでは、町内や会社で雪像を作ったり、組合で広場を運営したりします。スタッフみんながそれなりの責任がある立場になってきて、なかなか時間を作るのが難しくなってきてました。次に、今までの会場が前日まで十日町雪まつりのメイン会場となっていて、設営の仕込み作業が開催日の超早朝2時からしかできないんですよ。これが正直大変で、他のこともやりながらこの時間からの作業はスタッフみんな廃人の様になってしまうんです。これがネックになりスタッフ集めも大変になっていました。最後に、2週間春に向かって開催することで降雪の可能性が減ることです。降雪と言っても十日町のことではなく首都圏のことです。ここ十日町市は一日で1メートル降ろうと生活に支障をきたすことはありません。4年前に一度だけ中止になったことがあるのですが、実はあの中止も、ここ十日町市はピンピンしていました。スタッフもやる気でいたところ、新幹線、高速道路、ツアーバスなどが動かないということを聞き、開催しても首都圏からのお客さんが来れないなら、と苦渋の決断をしたんです。この様なパターンでの中止はもう避けたいですね。

–––– 3月上旬の十日町は、どんな天候が予想されますか?

酒井 降雪の心配はかなり少なくなります。日中の気温もさらに温かいので、むしろ晴れたら雪面からの照り返しで暑いくらいです。日焼け対策もした方が良いかもしれません。一番心配なので、雨ですね。雪より嫌ですから。

–––– 昨年までは東京からのバスツアーも用意されていました。今年はバスツアーの予定は?

酒井 はい、ございます。新宿発で十日町一泊ツアーと新宿発で十日町を深夜発新宿早朝着ツアー、新潟駅からの3種類になります。今年から終了時間が延びた為に日帰り便がなくなりました。2月10日までに最低催行人数をクリアしないといけないんですが、今のところ3つとも半分以下でやばいです(汗)。

–––– 会場から十日町の市内までそこそこの距離があります。フェスが終わった後の会場から市内までの移動はどのように考えていますか?

酒井 常時無料シャトルバスが走っているので、そちらをご利用頂ければと思います。逆にご来場も自家用車では入れないので、ご注意下さい。ご来場方法は、ツアーバスとシャトルバスのみになります。

–––– 花火まで見ると、昨年までより長く野外にいることになります。参加する方へどんなことを注意したらいいか、アドバイスをお願いします。

酒井 はい、そうなんです。フェスとしてのライブの終了は17時を予定していて、花火の打ち上げは19時から。2週間分春にずれ、その分暖かくなると思うのですが、やはり日没後は冷えます。今まで通りかそれ以上の防寒着でお越しください。足元から底冷えしますので、スニーカーでは絶対に来ないでください。貼るタイプのホッカイロは重宝します。腰や足裏に貼ると温かいですよ~。

–––– タイムテーブルはいつ頃の発表になりますか?

酒井 現在、各出演者と調整中です。開催1週間前には発表したいですね。

–––– フェスを彩るもののひとつに出店があると思います。飲食、物販含め、どのようなラインナップですか。

酒井 今回の飲食店は豪雪JAMではまとめておらず、雪花火のもともとある屋台村が豪雪JAMでも営業します。従来よりかなり地元感が強いので、お袋の味的な店が多いと思います。物販店は通常通り募集する予定なんですが、場所が変わり出店者様の駐車場の確保が不確定で、もしかしたら小規模になるかも知れません。

–––– 新しい豪雪JAMはどんな時間になればいいと思っていますか。

酒井 もともと音楽フェスをやりたかった訳ではなく、この十日町市にどうやったら全国から遊びに来て貰えるかという目的から逆算でフェスという形態を選びました。せっかく来て頂いたからにはと、どんどんいろんなことを追求しましたが、いつの間にか実行委員のスタッフはそれに追われ、自分たちがヘトヘトになってきていました。新たなスタートとなる第11回からは初心も忘れず、かつ関わる方たち、我々スタッフも楽しめる様な環境を作っていき、十分満ち満ちたおもてなし精神でお客様を迎え入れたいと考えています。今年は豪雪JAMだけではなく、雪花火やスノーアクティビティもあります。しかも今度は土曜日開催なので、泊まって温泉、新潟の地酒など

–––– ここ十日町市でゆっくり冬の遊びを堪能していただければと思います。

開催まで1カ月になりました。現在の心境を聞かせてください。

酒井 正直、かなり進行が遅くなっているので大反省です。新しい時期、新しい場所になることで今まで以上に関係するところが増えました。第1回とほぼ同じ感覚です。終った時に事故がなく運営もスムーズだったね、と言えるようにとにかく準備を慎重にやっていきたいと思います。あとツアーが売れる様に頑張ります!

豪雪JAM2018

開催日:2108年3月3日(土)

会場:越後妻有雪花火特設会場(ベルナティオ)

出演:GOMA&The Jungle Rhythm Section、jizue、ローホー、fornow

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