無肥料の立役者!腐植の効果
2018.02.06 11:00
こんにちは、そーやんです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
今回は、肥料に頼らない土づくりをする上で、とても重要な働きをしている
「腐植」についてその機能を紹介します。
この物質は落ち葉や虫の死骸などの有機物が、
土壌生物によって分解・再合成されてできるものなのですが、
実はまだ構造的に解明されていない部分がほとんどというほど、
複雑に作られています。
落ち葉や枯れ草が積み重なった時に、
葉っぱが黒くなっていたりすると思いますが、
それがこの腐植の色だと言われていて、
なんとなく良い土は黒っぽいイメージがあると思いますが、
それは腐植によるところも多いです。
この腐植の働きについて特に重要なのが、
①団粒構造を作る
②ミネラルを蓄える
③Phを整える
④連作障害を緩和する
の4つです。
前回の記事で書いたように団粒構造の核でもありますが、
中心の腐植はマイナスの電荷を帯びていて、 その周りにプラスイオンのミネラルが
くっつくいた団子状です。
なので団子の表面はプラスの電荷を帯びているので、
団子同士は反発して、互いにひっつきにくくなっています。
ミネラルのタンク役であり、調整役でもありますので、
ミネラルのバランス悪化から生ずるような
PHの問題や連作障害になりにくい環境を作っています。
すごいですね!腐植!
次回は、土のPhについて説明します。
土が酸性かアルカリ性かで、作物の出来が左右されることは、
有名ですが、そのこともこの腐植と関係してきます。
お読みいただきありがとうございました。
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