民進党大会、「中道新党」目指す
2018.02.04 09:31
「中道新党」目指す=立・希と参院選共闘-民進党大会(時事)
民進党は4日午後、昨年10月の衆院選後初となる定期党大会を東京都内のホテルで開いた。大塚耕平代表はあいさつで「できる限り早期に、幅広い中間層から支持される中道的な『新しい党』への移行を目指す」と表明。分裂した立憲民主党、希望の党との再結集も視野に、来年の参院選での共闘へ調整に入る意向を示した。
民進党内では、党勢が低迷する現状のままでは参院選は戦えないとの危機感が強まっている。大塚氏は、立憲、希望との選挙協力に向けて「1人区の候補一本化、複数区の競合回避、比例代表対応に関し、実務的な働き掛けを行う」と述べた。統一地方選についても、地方議員の候補者調整を行う方針を示した。
大塚氏は大会後の記者会見で、「新しい党」を目指す時期について「統一地方選や参院選の1年前(という節目)も踏まえ、皆さんの足並みと気持ちがそろうタイミングを図っていく」と強調。「今の党名では難しいと思っている人もいる」と語り、党名変更も検討課題になるとの認識を示した。