7月28日(木)稽古日誌
2022.08.01 04:22
本日は初心者を交えての稽古。
稽古前半は木剣。壱の素振り。振りかぶった木剣が後ろに行き過ぎないように注意。剣先を走らせずに自然に落とす。振り下ろした時に後脚は伸びているように。
五の素振り 切り返す時に右手は額前に、木剣は左手で操るように。
三の組太刀。打太刀の剣が受太刀の剣に当たるまで待つ。
後半は「背筋を伸ばして骨盤を前傾させて膝を緩める」を意識した体術稽古。大谷先生の教える腰の鍛錬をした後、同じく腰を落とした姿勢で、動けるか?
座技呼吸法。骨盤を傾けて腰、肘を前に。力の均衡(壁)を意識して、壁に沿って倒す。
手刀を合わせてからの一教。間合いを詰めた後、受の肘に当てている側の取の肘は体幹につけ、肘の力を抜いて、受の両脚の間に深く踏み込んでゆく。受の肩を大きく回すことを意識する。上級者は上記に加えて手刀を合わせた手で受の中心を切ることを意識する。
初心者への注意。道場で最も起こりうる事故は、受身を取る者同士の衝突。柔軟性のない朽木が倒れるような受は衝突事故を招く危険。関節の硬さが問題なのではない。無駄な緊張が体を硬くしている。風にしなう柳のように、スプリングを横に曲げるように受身を取ることを心がける。