【大会結果】2022年度 全国少年少女レスリング選手権大会、優勝3名・3位1名
2022年7月29日(金)~31日(日)、東京・代々木競技場第一体育館にて、全国少年少女レスリング選手権大会が開催されました。全国から199クラブ、952選手がエントリーし、熱戦が繰り広げられました。全体結果はこちら(全国少年少女レスリング連盟HPへリンク)。
フィギュアフォークラブから8名が出場、4名が入賞(優勝3名・3位1名)しました。
小学4年33kg級[24人エントリー] 水澤宏太 優勝(4勝)
小学女子4年36kg級[7人エントリー] 町田紀杏 優勝(3勝)
小学女子6年36kg級[13人エントリー]矢野朱莉 優勝(3勝)
小学5年30kg級[25人エントリー] 森智輝 3位(2勝1敗)
小学6年50kg級[26人エントリー] 水原朝 ベスト8(1勝1敗)
小学4年39kg級[15人エントリー] 杉野遥人 ベスト16(1敗)
小学4年30kg級[32人エントリー] 戸塚樹音 ベスト32(1敗)
小学6年36kg級[31人エントリー] 山田利空 ベスト32(1敗)
開催にあたり、主催いただきました全国少年少女レスリング連盟の皆様に感謝申し上げます。大会直近の感染者数増の影響で開催判断も非常に難しかったことでしょう。そして当日の運営もご負担が大きかったことと思います。選手たちのために本当にありがとうございました。
今回で3名の全国チャンピオンが誕生しました。当クラブでは、これまでも多数の全国チャンピオンを輩出してきましたが、思い返せば、チャンピオンになる過程より、チャンピオンになってからの方が、辛く厳しい道を歩むことになります。追う立場から追われる立場として、見えないプレッシャーと闘う日々です。”勝つ”ために挑戦する気持ちから、いつの間にか”負けない”ために守る気持ちになってしまうと、レスリングも”攻め”より”守り”を中心になってしまうことがあります。常に周りから見られ、追いかけられている感覚になります。「人」を追いかけることから、「連覇」や「優勝」を当たり前のように求められることになります。レスリングから学ぶことを「勝つこと」だけに捉えてしまうと、競技をしていての楽しさや学びを感じられなくなります。もちろん勝ち続けてほしい、本当の闘いはこれからだと思います。だからこそ、子供達にはレスリングのみならず、技の選び方、挨拶、礼儀、スポーツマンシップなどをこれからも厳しく指導していきたいと思います。
同時に、負けてしまった選手たちも、この経験を生かして、リスタートしてほしいと思います。勝った選手は成果を感じて自信につなげると思います。負けた選手は、勝った選手には得られない”悔しさ”を経験しました。成長するのは、勝つことだけではなく、負けることからも学ぶことばかりです。負けた原因や理由は必ずあります。そこに向き合うことは大変なことですが、同じことをしては同じ結果になりますので、まずは実行、そして継続してほしいと思います。
しかしながら、コロナ禍で頑張ってきたこと、マットに上がって正々堂々闘ったこと、親御さんが入場できない無観客での試合のため子供たち同士でサポートしあえたこと、仲間の負けで悔しみ、仲間の勝ちをみんなで喜びなど同じ心境を共有できたことは本当に素晴らしい財産です。また、次の目標に向けて頑張っていきましょう。この経験で、さらに選手個々が、そしてチーム全体が成長し、さらに強くなってもらえれば幸いです。
最後にいつも縁の下で支えてくださる保護者の皆さまのサポート、本当にありがとうございました。選手を中心に、指導者と保護者でしっかり支え合い、子供たちにとって健全な成長の場を築けるようこれからもよろしくお願いいたします。
全国大会の開催が決まった今年2022年6月中旬、フィギュアフォークラブは1つの決断をしました。全国大会に出場する外部クラブの選手たちを対象に、所属長の許諾の上、フィギュアフォークラブの練習に無償で受け入れることにしました。(関連記事)
この期間に練習来ていただいた選手達の全国大会結果は、優勝5名、準優勝1名、3位7名でした。(FFC除く)※正確にはもっと多いかもしれません...
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が報じられる昨今、活動を広げることはリスク(感染や集団クラスターの可能性等)が高まってしまいます。しかしながら、コロナ禍におけるベネフィットとリスクをしっかり理解した上で、リスク管理や対策を講じることが重要であると考えます。
やはり大会で成果を発揮するためには、日頃の練習が必要不可欠です。その上で、日頃の成果を発揮するためには、出来るだけ試合感覚での練習環境を築くことが必要であると感じました。そして単発ではなく、所属関係なく同じ目標に向かって努力する仲間として指導させていただきました。
今回、参加いただいた沢山の出稽古選手たちには、フィギュアフォークラブの感染対策をしっかり順守いただき、とても安心してお受入れすることが出来ました。本当にありがとうございました!優勝して嬉しそうに金メダルを見せに来てくれた選手達、負けて悔しそうに涙を流して報告してくれた選手達、本当にみんな印象的でした。コロナ禍の不安の中、みんなと一緒に練習したことは忘れません。
私の役割は、レスリングを通じて子供たちの心身の成長機会につなげることです。勝つことで成長を実感することもありますが、負けたことやコロナ禍の不安の中で一緒に励んだこともきっと成長につなげてもらえると確信しています。フィギュアフォークラブの選手たちにとっても、皆さんが練習に来てくれたことで頑張ることが出来ました。このような関係はとっても素晴らしいですね。全国大会を終えて、次の目標へのスタートが始まっています。またいつでも練習に参加してくださいね!