能力と実力。
2022.08.02 01:00
真面目かどうかは一定程度
重要ですが、それは、
努力ができるかどうかを
はかる物差しではありません。
何かを習得したい時に、
良質、方法を整えて、
一気に仕上げられる
感性と忍耐があるかどうかが
重要なのであって、
「真面目なだけ」で
努力を制限する子は
その能力の丈を
推し量ることができます。
関心が勉強に向き、
生活の中での勉強への傾斜の
比率が変わってきて、
現実的に苦手だったことを
はねのけて得意にした経験のある子は
一味も二味も、その子から受ける
感覚が違います。
せっかく通うなら、
その変化はどこかで
経験したいもの。
タイミングは何に何回もありますが、
人はすぐには変わらない。
しかし、一回自分の変化の
感覚を掴むと、その変化に
必要なものを理解できるようになります。
変化を恐れず、やったことのないことを
考え続けて結果を出す、と言う経験は、
今後も生き続けてゆきます。
そんな生徒を何人かでも輩出できれば
いいなと思っています。
割合的には、指導者の想定を超える
存在の子が育つ、というのは
それくらいな確率です。
それでも、想定を下回らない伸びを
見せてる子たちばかりで、
真面目な子は増えたなと実感します。
が、やはり、驚きにはまだ
至らないことが多く、
家庭学習において何を考えさせるか、は
重要なのだといつも考えてますし、
それはこの10年のテーマとも
なりそうですが。