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北三陸久慈 2月の「ジオパーク」Action~3講演開催

2018.02.04 14:44

 2月に入りジオパーク関係の講演が3本連続開催されます。

 久慈商工会議所部会、野田村生涯学習大会、岩手県県北広域振興局保健福祉環境部と主催者はそれぞれ違いますが、昨年12月22日三陸ジオパーク「2年間の条件付き再認定」以後、年明けから企画が進められてきました。日本ジオパーク委員会の審査結果報告を受けての再アクションとなります。


 私見ですが、6日の三陸ジオパーク推進協議会 杉本伸一上席ジオパーク推進員による講演は、日本ジオパーク委員会(JGC)条件付き再認定の内容を踏まえた改善方向性の示唆を含むことでしょう。


 10日野田村での盛岡市立高校 小野寺弘幸教諭(岩手県地学教育研究会事務局)の講演は、北海道大学名誉教授 平川一臣先生とともに津波堆積物調査のフィールドワークを重ねてきた小野寺先生による野田村十府ヶ浦南端で調査の堆積物層序には約7000年間に渡る18層もの津波堆積物が確認され、三陸沖のみならず北海道・千島海溝由来地震による大津波にも注意を払うべきこと、地質地層を始め岩石・化石など足元の地域の成立ちを理解する自然科学的な理解を促進されたいことなど講演されると思われます。


 そして17日 県北広域振興局「平成29年度環境講演会」では


 三陸ジオパーク推進協議会事務局 吉原武志次長より~三陸ジオパーク認定の経緯、認定以後の推進協議会の取組みや改善の方向性


 久慈市観光交流課の佐々木和久ジオパーク研究員は~ジオパークとは、久慈地域のジオサイトや地域の誇るべきジオの恵みについて、これまでの久慈市のジオパークへの取組みや今後の方向性など


 北三陸大地の恵み・ジオパーク推進連絡会 島川芳樹事務局次長は、民間団体~北三陸ジオパーク推進連絡会設立の経緯、これまでの活動、今後の取組み、官民地域連携の在り様などについて講演されることでしょう。


 久慈地域・北三陸のジオパーク関係者の皆さん、ジオパークに興味を持たれている皆さん、お忙しい時期でしょうが2月講演をご聴講され「三陸ジオパーク」への理解を深める一助としていただければ幸いです。


 次年度から2年間の「三陸ジオパーク」改善アクションに、なお一層のご協力をお願いいたします。よろしくお願いします。

 

〇2月6日(火)16:00~17:30


久慈商工会議所 観光交通業部会「地元学講演会」(上山昭彦部会長)

終了済~久慈商工会議所部会員多数ほかジオパークに関心のある市民有志の参集いただきました。

会場:やませ土風館 多目的ホール

講師 三陸ジオパーク推進協議会

   杉本伸一上席ジオパーク推進員

   「地質学に学ぶ久慈市の成立ち」


〇2月10日(土) 11:10~12:25 


*原則 野田村民対象

野田村生涯学習大会 記念講演 

会場:野田村生涯学習C 2F大会議室

講師 盛岡市立高校 小野寺弘幸 先生

   「三陸沿岸における巨大地震の履歴~地震が語る警笛」


〇2月17日(土) 13:30~16:00 

会場:久慈地区合庁6F大会議室


平成29年度環境講演会

(主催:県北広域振興局保健福祉環境部)


講師 三陸ジオパーク推進協議会

 吉原武志 事務局次長


久慈市観光交流課

 佐々木和久 ジオパーク研究員 


北三陸ジオパーク推進連絡会

 島川芳樹 事務局次長


講演内容 三陸ジオパークの概要・認定経緯、これまでの活動、今後の展望など


*講演について、詳しくは添付のファイルを確認いただき、参加ご希望の方は

 主催者に直接お問い合わせ願います。よろしくお願いします。

 博物館は「久慈 琥珀」というジオサイトやジオパークを啓発普及する機能が期待される施設で、日本海開裂·拡大による「日本列島誕生」が約1500万年前~主としてジュラ紀付加体により形成された北部北上山地、5億年以上前に形成された大陸縁辺由来の岩石層を含む南部北上山地が接合して「北上山地」が形創られて来た。