『W旦那+(プラス)』第130話 三代目妄想劇場
2018.02.06 01:00
隆二「臣…ありがと」
少し寂しげな隆二の顔を見て臣が言った。
「ハグとかしてほしい?」
「臣…がんちゃんが隣にいるの忘れてない?」
「そっか…」
臣は、隣に座り肩を落とす剛典を見つめた。
すぐにまた隆二の方に視線を送り、
臣「俺たちはさ…」
隆二「ん?」
臣「ずっと一緒にいような」
少し間を置いて隆二が笑顔で返した。
「そうだね」
繋いだ手を、臣は強く握った。
「理愛ちゃん……」
臣の向こうで涙を流す剛典に気づき、
「がんちゃん!飲みに行こっ‼︎」
隆二が声を掛けた。
臣「大丈夫だよ、すぐに忘れるって」
剛典「忘れるなんて…」
臣「明日から次のツアーに向けて忙しくなるんだぞ。落ち込んでる暇なんかないよ」
隆二「がんちゃん、映画とドラマの予定も入ってるんでしょ?」
剛典「う…ん」
隆二「行こ行こっ‼︎」
隆二と臣は剛典の両脇を抱え、立ち上がった。
剛典(理愛ちゃん…サヨナラ)
(愛してたよ…)
見るからに意気消沈している剛典を見て、二人が言った。
臣「がんちゃん…いつのまにそんなにラブラブになってたの?」
隆二「隅に置けないなぁ…がんちゃんも」
『リアの店』を後にして、3人は街へ繰り出して行った。
二日後の夜遅く、LAの上空から月の軌道へ向けて飛び立つ銀色に光る物体があった。
「こちら…676769」
「見目麗しい地球人のDNA…」
「採取できました」
End