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【流 通】CAC 準天頂衛星システムとブロックチェーンの配達員保険システムを実証

2022.08.05 08:43

CACは準天頂衛星システム「みちびき」を利用した「みちびき×ブロックチェーンを用いた配達員保険システム」の実証実験を、内閣府と準天頂衛星システムサービスが主催する「2021年度みちびきを利用した実証事業公募」に基づき行われた。

社会問題になっているフードデリバリーサービス配達員による危険運転問題を解決するため、「みちびき」のSLAS(サブメータ級測位補強サービス)を活用して配達員の運転情報と連動する保険システムを開発し、2021年9月から2022年3月にかけて市街地(東京都江戸川区)で実証実験を実施した。

実験ではSLAS受信機で走行中の自転車の位置情報を取得・処理・判定して、ブロックチェーン上にデータを保存するシステムと、2つのアプリ(配達員用スマホアプリ、ユーザー用Webアプリ)を開発した。

実験では、「推奨ルート以外を走行していないか」「スピードを超過していないか」についてスマホアプリで走行中の位置等の情報を収集し、配達結果を正しく評価できるか、そしてブロックチェーン上で共有された配達スコアから保険料を計算する検証を実施した。保険料の計算では、グループ保険の形式を想定してグループ単位でグループ内の各配達員の保険料を自動的に計算するブロックチェーンのスマートコントラクト(予め設定された条件に沿って契約を自動的に執行する仕組み)を開発した。


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