カセットテープ、という時代
昨日このブログでCDのお話をしていたら妙にひとりで盛り上がってしまい、文字数オーバーしたので、今日その続きを。
CDがやっと一般的になってきた僕が当時中学生だった頃、「やっと一般的になった」ということは、それについていってない人も一定数いたわけです。
CDなにそれ?美味いの?
と言ったかどうかはわかりませんが、特に年配の方などはあのキラキラした円盤をどのように扱うのか、なぜあんなものから音が出るのか奇妙奇天烈摩訶不思議だったかもしれません。
じゃあそれまでは何が一般的だったのか。
僕らの世代では当たり前のことなんですが、
カセットテープ!
ですよね!
さあ若い方は見たことがあるのでしょうか。おじさんの話についてきてね!あ、帰らないで!最後まで見てって!
僕もまだお小遣いをもらってCDを「借りる」くらいの財力しかありませんでしたから、借りたCDをカセットテープに録音(ダビング)して手元に置いておくという非常にグレーゾーンなことを頻繁にしていました。(きっとみんなしてたよね、ね)
ですから、この上の写真のテープも、もれなくダビングしたものなのですが、
マリオが入ってるみたいです。フフ。かわいい。シールとか貼ってる。
側面の字は「ワープロ」ですよ!ワープロ!
あ、そこの若い人、帰らないで!最後まで読んでって!
確か、任天堂のゲーム音楽集だったような。カセット聴く機材がないのでわかりません。
こんな感じでCD借りてはダビングしての繰り返しで、実家に帰るとカセットテープだらけです。
それも楽しかったな。
カセットテープを聴く機材ってのも時代によっていろいろありました。
ちょっとネット上を探してみたのですが、僕の家にあったのと似てたのが
出典:https://middle-edge.jp/articles/I0000179
これ。きゃー!なつかしい!
ラジカセって言うんですよ、ラ・ジ・カ・セ。
(若い人、見てる?)
オートリバース機能搭載だから、カセットテープ取り出して裏返す必要がなかったんですよね。
ただ、これは兄が使っていたタイプで、僕が個人的に持っていた(買ってもらった)ものはこんな素敵ではなく、地味なものでした。でもそれでも充分でした。
友達の家には、
出典:https://middle-edge.jp/articles/I0000179
こんなのがあって、とても羨ましかった。
超重低音と、ムダに高音域がシャンシャンなるあのサウンドを聴いて、同じ音源でも聴く機材によって音質が変化する、ということを知りました。
これは結局実家に来ることはなかったのですが、じゃあどんなので聴いていたかというと、
出典:https://aucview.aucfan.com/yahoo/t505175350/
こんな感じのもっと昭和っぽいコンポ(コンポって言葉も通じないかもね...)。
立派すぎてあんまり触らせてくれなかった記憶がありますが、当時CDが聴ける機材がこれしかなかったので、ドラクエIIIはこれでズンズン低音鳴らして聴いてました。
しばらくして(確か)自分のお金で激安コンポを手に入れた記憶がありますが、そのスピーカーは今でも健在で、住んでいる家でPS4やらブルーレイに接続して今もなお活躍しています。1990年代前後にドラクエIIIのCDを聴いていたスピーカーは2018年にドラクエXIの音楽を奏でてくれているのです。
そう考えるとなんだかすごい。
あ、カセットの話してたらこんなに長くなっちゃった。
もう少し話したいんだけど、また明日書きます。
(若い人がいない...)
荻原明(おぎわらあきら)