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キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

英雄サラディン1-父伯父連携でシリア制覇

2018.02.06 05:59

ダマスカスを十字軍から救ったウナルは英雄となったが、これは神が彼に与えたもうたラストミッションだった。何せ寄る歳波である、翌年食事のあと赤痢でなくなった。そのあとに居るのは16歳のアバクという形だけの領主で、彼はまたエルサレムと同盟を組むことにした。

少し遡ると、ウナルは、アレッポのザンギーが死んだあと、すかさずバールベックを包囲したが、ここを守っていたのがサラディンの父アイユーブ、それに叔父シールクーフ、もちろんサラディン(ユースフ)本人も居た。彼らは町をウナルに明け渡したあと、アイユーブとサラディンはダマスカスへ、シールクーフは、アレッポに向かった。

1149年、ヌルーッディーンは、イナブの戦いで、アンティオキア軍を打ち破った。このときレイモン@アリエノールの叔父、を打ち取ったのがシールクーフと言われている。レイモンの首は銀の箱に入れてバグダードに送られ、アンティオキア公国は東の半分以上を失った。

ヌルーッディーンは、次にダマスカスへの攻撃と共に、街の市民に共に十字軍と戦おうというプロパガンダを行った。そして内部でそれに呼応したのが、アイユーブ。彼はヌルーッディーンの信任を得たシールクーフと連絡を取り合って、内部での工作をすすめた。5年後の1154年、ヌルーッディーンはダマスカスに最後の攻撃をかけ、アイユーブの一派が手引きして門を開けさせると、戦闘もなくダマスカスはヌルーッディーンのものとなった。彼はシリアのほとんどを制圧したのである。

下はヌルーッディーンがアンティオキアを破ったイナブの戦い