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マヤ

『W旦那+(プラス)』第131話 三代目妄想劇場

2018.02.07 01:00

ニ年後…





「こちら676769…まもなく月の軌道に入ります」





銀色に輝く小型宇宙船の操縦席に座る女性が告げた。





少し緑がかった銀髪に青い瞳…





かつて、地球では『理愛』と呼ばれていた。





体にフィットする宇宙服ではなく、

ゆったりとしたシルクのワンピースを着ている。





月の軌道に入ると、自動操縦装置のボタンを押して、操縦席を離れた。





船内にあるベッドルームと思(おぼ)しき空間に入っていく。





殺風景な銀色の空間に一つ小さなカプセルが置かれている。





理愛はスイッチを押して、カプセルの蓋を開けた。





中には、真っ白なモコモコの毛布に

包(くる)まれて、スヤスヤ眠る一歳くらいの男の子がいる。





男の子の枕元に、銀色のフォトフレームが置かれている。





理愛は男の子の柔らかな黒髪をそっと撫でた。








「もうすぐ会えるね…」







End