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第148話:悪魔アガースラを殺す(6):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.02.06 23:10

大きな大蛇を装った悪魔の驚くような姿を見て、少年たちは、

それはヴリンダーヴァナの美しい絶景地に違いない

と考えました。


それから、

大蛇の口のようだと彼らは想像をしました。


別の言葉で言うなら、

恐れ知らずの少年たちは

彼らの遊びを楽しむためにできた、

恐ろしい大蛇の姿をした彫刻だと思ったのです。


ある少年が言いました。


「仲良しの友よ。

この生き物は死んでいるか、

本当は生きている大蛇であり、

僕たち皆を飲み込んでしまいそうなほどに

広がっているのではないだろうか

どうにかして、

どうなっているかという疑問を確かめたいと思わないか。」


それから彼らは決めた。


「仲良しの友よ。

僕たち皆を飲み込もうと

本当はある動物がここに座っているぞ。

上唇は雲のように見えて、

太陽光に照らされて赤いんだ。


下唇はその雲の影のように

赤くみえるぞ。」



…つづく

(10巻12章18-20節)