畦地 梅太郎 作品展示
2022.08.08 08:45
8月は畦地(あぜち)梅太郎(1902-1999)の作品を展示しています。
1902年に愛媛県北宇和郡二名村(現宇和島市三間町)に生まれた版画家で、1920年に愛媛県から上京し、1926年には内閣印刷局に入局。仕事の空き時間に職場にある材料で鉛版画を試みたことがきっかけで、版画の道へ進みました。山岳風景を題材とした木版画作品を多数発表し、「山の版画家」として知られています。
そして、畦地の代名詞ともいえる山男シリーズ、その中でも代表作とされている「白い像」を中心に多数の作品を展示しています。枯木の林の向こうに立つ人物を、畦地は「心象的人物」と呼んでいます。山の大きさ、深さ、美しさ、恐ろしさなど、さまざまなイメージを人の姿をかりて表現しています。ぜひ、ご覧にお越しください。