発表会選曲の仕方と決断 2022.08.10 00:15 12月に開催の発表会初心者の生徒さんや幼児さんを除いてほとんどの生徒さんの選曲が決まり練習に入ったところです。基本的に自分の好きな曲を弾いてもらうと言う考えですがどうしても途中で軌道修正をしなくてはいけない時もあります。「先生、この曲好きだからがんばります」と最初のうちはしっかり練習もされるのですが学校が始まり2学期になって運動会などの行事に疲れ習い事も普通通りに始まり「このままいくと仕上がらないなぁ」と考える時もあります。保護者の方は、ピアノ未経験の方も多いので何とかなるんじゃないかと思われる方もいますが私は船を預かる船長として船を沈没させるわけにはいかないのでいつもゴールを目指して指揮をとっています。練習がしっかりできなくて他の生徒さんよりかなりの遅れが出た時「この曲ではどうしても無理」と思う時ははやめに決断をしています。他の教室の発表会で生徒さんが最後まで弾けずおろおろしてる様子を何回も見てきました。うちの生徒さんにはそんな悲しい思いをさせたくありません。ピアノの先生は、外から見ると一見華やかな世界かもしれませんがときには嫌な決断もしなくてはなりません。私の叱咤激励の凄さに(笑)そこから怒涛のごとく頑張る生徒もいます。私は生徒さんに「先生を驚かしてね!」(成長の凄さに)いつも言っています。私の仕事は、生徒の能力を引っ張り出して底力を上げることだといつも思います。