わたしの夢、過去のキズ。(後編)

皆さんこんばんは、やっと後編になります。

びゃくやちゃんです。

前編をまだ見ていらっしゃらない方は、こちらから読まれることをオススメいたします。

それでは、後編始まります。

前編の最後で、声優という職業が目の前に現れた私。

それには理由がありました。

私、実はこの時プライベートで様々なことが起こっていたんです。

家族からの孤立で、家の中に居場所がなくなったり。

大学の課外活動の写真やLINEを見ては、

(何で私はここにいないんだろう)

とため息をついたり。

そして、1番のショックが、当時付き合っていた彼氏からのお別れの言葉でした。

今まで散々迷惑をかけてきたのだから当たり前、と思う自分がいる一方で

私の唯一の味方がいなくなってしまった…。と絶望する自分もいました。

ずっと泣いては、引きこもる毎日。

食欲もなく、食事はまるで作業のようで。

つらい思いを抱えきれなくなった私は、ある行動に踏み出そうとします。

それは、"自殺と失踪の援助の募集"です。

この時期ちょうど、座間市でTwitterを通じてある男と繋がった9人の方が、その男によって殺されてしまったというニュースが話題となりました。

これをテレビで見た時、私は思いました。

私があの9人の中にいればよかったのに。

私もこの時#自殺希望 のようなハッシュタグを使ってつぶやいていれば、反応してもらって殺されていたのではないかと思ったのです。

この時、本当に絶望的だった私は、

自分で死ぬのがダメなら誰かに助けてもらえばいいじゃないか。

と考えてしまったんですね。

思いついたら即行動の私は、早速別のアカウントを作り、似たようなことをつぶやいて募集しました。

すると、1分も経たないうちにたくさんの人からリプライ(返信)が来るわ来るわで。

「殺すことは出来ないけど、少しだけ泊めてあげることはできますよ」

とか

「大丈夫ですか？よければお話しませんか？」

などの言葉が際限なく送られてきました。

私はこの時本気で行方不明になって死ぬことを考えていたので、ある方とは本当にギリギリのラインまでお話させていただきました。

(その後、急に怖くなってきてログアウトしたのでそれっきりでしたが。)

今となっては恐ろしい話ですが、ここまで自分を追い詰めていたのも事実です。

この時連絡をたまたま取っていたのが、とあるフォロワーさん。

何となく後ろめたくなってこのことを話すと、この言葉を言ってくれました。

"まだ20歳だよ？全然まだまだ時間あるじゃん！死に急ぐ必要ないよ。それに、どうせ死ぬなら最高に楽しかったぜ！って思いながら死にたいじゃん？"

と。

私からしてみれば目からうろこの発言でした。

今もし死ねば、苦しかった記憶のまま死んでしまうけれど、やりたいことをやって後悔なく生きれば、きっと楽しかった記憶を持って死ねるのではないかと。

でも、ここで考えました。

私のやりたいことってなんだろう？

その時パッと浮かんだのが、私が幼い頃から見たりやったりしていたアニメやゲームでした。

私は家族全員がアニメ・ゲームオタクというある意味すごい環境で育ってきたので、いつかアニメの世界に入れたら…なんて思いは何度も持ったことがありました。

そして何よりも魅力的だったのは、キャラクターに声をあてている声優さんでした。

一時期子役(と言ってもマイナーでしたが)をしていた時の私は、女優さんになることを夢見ていました。

元々演じることは好きなので、今でも演技には大変興味を持っています。

ただ、俳優さんと声優さんの違いは

年齢、性別、関係なく様々な役を演じることが出来るということ。

でした。

声優界でも有名な野沢雅子さんは、女性であり、またお年を召された今でも、ドラゴンボールの孫悟空などの少年の役を現役で演じておられますよね。

あれは、恐らく俳優さんではあまりないことかと思います。

それは、見た目などでどうしても限界が出てしまうから。

それに、アニメやゲームの中なら、年齢や性別はもちろんのこと、人種の壁を超えることや、別の生物になること、さらには架空の世界で物語オリジナルの生命体となることだってできます。

それに、声優さんはバラエティに富んだ活動が出来ます。

アーティスト、舞台、映画の吹き替え、ナレーション、などなど…。

私のやりたいことが全部出来ると思ったんですね。

これだ！私は声優さんになろう！

こうして、私はすっごく狭き門ですが、「声優」になるという目標が出来ました。

一応これで声優になるという目標が出来るまでの流れは説明出来たのですが…

何で写真「スレイヤーズ」なの？

って思いませんでしたか？

スレイヤーズというのは昔放送していたアニメなのですが、本当はこのことも書きたかったんです。

でも、さすがに長すぎるので…

声優という目標が出来たその後の話を、スレイヤーズと絡めて

「番外編」

として書きたいと思います…苦笑

なので、一応声優になろうと思うまでの話は以上になります！

何だか尻切れトンボのようですが、番外編も書きますし、普通の日常ネタもまた書いていきますので、よければこれからもよろしくお願いします🙏🏻

それでは。

明日は派遣のバイトの面接です。

頑張らねばーぎぶあっぷ！

今日も生きたよ、明日も生きるね。

びゃくやちゃん