No.641「おかげさまで10周年初心に戻り頑張ります」「未来を話せたら」「選挙に行きましょう」「赤紫蘇ジュース」
2022.07.09.No.641
2012.7.7.湘南店プレオープンの日
「 おかげさまで10周年、初心に戻って頑張ります 」
なな.
2012年7月7日茅ヶ崎のオーガニック七菜はオープンし、今年の七夕の日に10周年を迎えました。皆様のおかげです。ありがとうございます。
写真は10年前のオープニングパーティの写真です。あれもこれも中途半端なままスタートしたので前日は徹夜、世田谷店のスタッフが応援に駆けつけてくれ、どうにか形になりました。みんなに助けられてやっとこさっとこオープンしました。集合写真も撮ってないのが残念です。
それでもこの日に最初の一歩を踏み出したのです。「さあ!これからだ!」という高揚感、喜びと希望と疲労が混ざり合った表情。いろいろ思い出します。
そして11年目がスタートしました。どんな物語が生まれるのか楽しみです。
「 未来を話せたら 」
高 志
まだ静けさが残る朝の水の里で、見慣れない男性二人組がゴミ拾いをしているのを見て驚いた。 水の里に通うようになって20数年が経とうとしているが、そんな光景を見るのは初めてだった。しばらくすると選挙カーがやって来て、その日が参議院選挙の公示日であったことに気が付いた。
その昔、我が町で藤沢市議会選挙が行われ、同級生が立候補することになり、知人に投票の有無を確認した際に、『あの人は、選挙前だけ通りのゴミ拾いをしだして、何かあからさまで信用できないよね!?』と言われたのを思いだした。
そして今回のお水採りである。いつものように、水場の脇に小型ラジオを置いて作業をしていると、突然政見放送が流れてきた。普段は、地元の福島ラジオにチューニングを合わせるのだが、ここのところ受信状況が芳しくなく、NHKを流すことにしていた。
さて、その政見放送の前置きとして、『なお、この放送は公職選挙法に基づき候補者並びに政党の責任において、そのまま放送致します』と流されてきた。
何だかもったいぶった言い回しだなと思っていたら、日本第一党の政見放送において、冒頭いきなりNHK批判が始まった。おそらくそれまでも同様の前置きはなされていたのだろうが、いきなりNHK批判から始まったものだから、殊更その前置きが意味深なものに受け取れた。
日本第一党によると、党の略称として『日本一』で届け出をしているにも拘らず、NHKは『第一』と勝手に略称を変更して放送していたとのことで、これは明らかな公職選挙法違反だと訴え、『そんなNHKはぶっ壊す!?』とまるでNHK党のようなことを言いはなっていた。
そもそも今回の選挙ポスターにしろ、なんだこれはと思わせられるようなものが目につくし、くだんのNHK党の政見放送ではいきなりワイドショーと見紛うような俳優の綾野剛さんへの個人攻撃を行うなど、果たしてこれが政見放送と言えるのかというような内容に、夫婦で辟易したほどだ。
そんな折、不思議とタイミングは合うもので、今手にしている本が青木理著の情報隠蔽国家であった。ここ数年の、国家権力の出鱈目さ、杜撰さを描いたもので、果たしてこの国は本当に大丈夫なのかと憂うばかりなのだが、選挙に当選して登壇したした先が、これほどにもいい加減なものなのならば、立候補した時点で眉唾ものであっても同じかとさえ思えてしまう。
話は変わって、先日お店にかかってきた電話に出ると、中学の同級生からであった。彼とその仲間が来店してくれるというのだが、その時間が営業時間終了後という、何とも間の抜けた連絡に思わずずっこけてしまった。それでも少し早めに来てくれてビールで乾杯した。
折角だからと、その後店を変えて飲みなおしたのだが、そこに10年以上会っていなかった友人も参加して、大いに盛り上がることになった。
みんな名の通った大企業で責任ある役職に就いていたが、そんなことは関係なしに20代の若かりし日の懺悔とばかりに、あの頃に戻ったような馬鹿騒ぎっぷりであった。僕以外の連中も数年ぶりに顔を合わせたようで、久しぶりに腹の底から大笑いしたと喉を嗄らしたのだが、散会してふと帰路に立つと、何とも切ない思いが心に残った。
昔を懐かしんで、盛り上がるのは決して悪いことではない。でも、惜しむらくは未来のことがそこに無かったことだ。今、未来のことについて話すのは、娘やその世代の若者たちや少し上の世代の者たちだ。社会の中で、責任ある立場に就いておきながら、その世代の者たち同士では未来について話せなかったこと、猛省するばかりだ。
閉塞感に満ちた世の中だからこそ、何も考えず腹の底から大笑いできたこと、それはそれでとても重要なことなのだろう。でも、この次は、一歩足を踏み出してみよう。
「 選挙に行きましょう 」
上田 隆
7月10日は参議院選挙 日本の未来を選択する日ですね。若い方はみなさんの将来がかかっています。良い選択をされますように。
これを書いている7月4日は曇り空、蒸し暑いけれども少しはましかな。
先週の6月28日はすさまじい暑さだったが、思い立って延び延びになっていた墓参りに京都へ。 カミサンは母親のことで忙しい。そこへ自分のからだの変調も重なってきた。私一人で行く。 昼前に出発、車の運転は往復3時間弱。エアコンは好きではないが、そんなこと言っていられる暑さではない。設定を21度にした。カンカン照りなのでサングラスをかけるが、眩しい。
京都にある墓はマンション墓、仏壇墓である。45年前、早くに亡くなった母親用に父が購入したが、その父も入って25年以上になる。マンション墓、仏壇墓はありがたい。草むしりは不要だし、こんな暑さでもお堂の中は汗知らずである。
帰り道で名古屋人の友だちに教えてもらった自慢の”名宝ハム”をゲット。しかし料理どころでなし。ヘトヘト、危なかったのだ。帰ってバタン、さっきやっと起きだした。 熱中症は温度だけではないのだ。強烈な日差しによる熱射、水分不足によって命を失いかねない。
原稿提出前夜の7月6日の夜中、ネットでこんな記事を見つけた。
『先日期日前投票の帰りに近所のパリピぽい女子大生と話したら「私頭良くはないけど自民党に入れたらヤバい事くらいは分かってるよ」
て言ってて2人で笑った。』
※パリピ:
パーティ・ピープルは、英語で「パーティー好きな人々」を意味する語句「Party People」の音写。日本語では、長音符、中黒の有無による表記の揺れがあるほか、「パーリーピーポー」としたり、さらに「パリピ」と略されることもある。