マブラヴ オルタネイティヴTRPG AH BATTLE BOOK~ランブル・ファイト~
注意!! この本を遊ぶには
Muv-Luv Alternative TRPG スタートブック~ランブリング・ダイス
Muv-Luv Alternative TRPG アドバンスドルールブック~レディ・トゥ・ランブル~
の二冊が必要です!!
■2022年8月 C100にて初出/本文34P/表紙のみカラー
■想定PL数:3~4名
■想定プレイ時間:3~4時間(オン/オフ)
■執筆:永田るいす / 監修:タシロハヤト
■イラスト:
小烏丸ハジメ販売情報(2022/8/15以降)
BOOTH(書籍)
BOOTH(電子)
コノス
イエローサブマリン
メロンブックス
とらのあな
※マブラヴTRPG 公式サイトのダウンロードコーナーからの
・カラー戦術機コマ
・ユドナリウム用データ
のダウンロードは 2022/8/20以降の予定です
AH戦。
人類同士の戦闘を表す言葉である。
BETAという人類共通の脅威にさらされながら、人はなぜ互いに争うのか。
それはその背に命よりも譲れないものがあるからで、その目によりよい未来を夢見ているからだ──
というわけで、マブラヴオルタネイテヴTRPGで戦術機同士の戦闘をプレイするための追加ルール・データ集です。
追加戦術機として不知火・弐型、Su-37チェルミナートル、殲撃10型・近接戦闘能力強化試験型の3種を収録!
また、開発衛士をプレイヤーキャラクターとしてプレイするための簡易シナリオテンプレートも掲載しています。
■システム担当・永田るいすからの通信
システム制作担当、永田るいすです。
今回はAH戦(対人類戦)、中でも戦術機同士の戦闘に焦点を絞った追加ルールとなりました。
どんなものに仕上がったのかは本の内容で見ていただければと思うのですが、本作を作る中で一番苦労したのは実は、トータル・イクリプスに登場する各戦術機のデータ決定です。
私は不知火・弐型は原作シリーズ中でも2001年における最強戦術機だと思っています。J-10Xは第2世代機ながら、ブルーフラッグではその不知火・弐型を近接戦闘においてギリギリまで追い込んだ戦術機です。またSu-37チェルミナートルは、紅の姉妹(スカーレット・ツインズ)が操縦していたという裏はありますが、ただ一度の戦闘で1600体以上のBETAを葬り去ったという機体であります。
こんな戦術機達を、ゲームバランスを取りつつ、他の戦術機との関係性も踏まえつつ、どうデータ化すればいよいのか……と、激しく頭を悩ませながら制作を進めました。ゆえに今回は「スタートブック」「アドバンスドルールブック」よりもページ数は少ないものの、詰め込んだ作品愛の量は遜色ないものと考えております!
テストプレイに協力してくれた鈴さんY.Smanさんを始め、マブラヴ オルタネイティヴを遊び続けてくれているプレイヤーの皆様に、感謝とともに本書をお届けいたします。
■監修担当・タシロハヤト先生からの通信
皆さんこんにちは、タシロハヤトです。
今回お送りする戦術機同士による戦闘……対人類戦(AH戦)ルールは、数年前に予告したきり様々な事情により延び延びになっていましたが、ようやくという感じです。大変お待たせしました!
さて「マブラヴ オルタネイティヴ」の世界では、人類は地球外から来た怪物・BETAと戦っていて、そのための兵器として二足歩行ロボット・戦術機があるわけです。ですから人類同士が戦うということは基本的に想定されていません……というのは建前で、事情はそう簡単ではありません。内紛が起きれば戦術機同士が睨み合いますし、独裁政権を維持するため国民の前に戦術機が立ちはだかることもあります。更に、BETAを地球から駆逐する算段が立った(と思っている)米国は、その後に人類同士の争いが起きると考えており、戦術機の能力そのものをそれに特化して強化し始めています。
このように、実は戦術機による対人戦闘はもう戦術機が生まれた直後からあったというのが実情なのです。というわけで、今回のAH戦ルールによって様々なシチュエーションが実現可能となり、より「オルタ」の世界を楽しんでいただけるのではないかと考えています。
ところでプレイしてみると実感するかもしれませんが、普段皆さんが搭乗している戦術機は強いですよ! できることなら敵に回したくないと感じるんじゃないでしょうか。そして敵も思考を持った人間として登場します。隠れる・見つける・思考を読み合うといった、対BETA戦ではあまり使わない能力を駆使して、新しい遊びを楽しんでください!
最後に、無事に完成までこぎ着けた永田るいすさんに感謝を申し上げます!