WSで盛り上がった話でおさらいの巻ーその①ー
こんにちは。さらです。
それでは。ワークショップで参加者のみなさんの反応が大きかった身体のしくみを
おさらい的に書いてみるブログ第1弾。
まずはやっぱり「頭が自由って、何?」てきなお話から^^
ワークショップではアレクサンダー・テクニークのレッスンをしたわけではないのですが
私が学んでいることは何か、ということをざっくり知ってもらいたくて
ペアやグループで簡単なゲームをやってもらいました。
ボールを相手に投げながら、自己紹介を兼ねてひとことずつ何か話してもらって
少しの間会話リレーをしてもらう
その際、①:首(主に後ろ側)をぎゅっと固めながらバージョン と
②:それを解除してやるバージョン の2パターンでどんな変化があるだろうか?
というものです。
終わった後でそれぞれのグループから収集した情報では
・①ではボールのコントロールが難しい
(逆に②にした時に予想外に飛びすぎる)
・①は体力を消耗し、汗をかいた
・②の時の方が話しやすかった
・腕・脚の動かしやすさに違いがある などなど他にもいくつか出てきました。
因みに私がこのゲームをBodyChanceでやった時は
・認識している視野の広さに差が感じられる
・①は相手の話していることを理解するまでにラグがある
・会話をしていて相手に受け入れられている感が①は薄い などの感想も出てきたと思います。
ひとりの場合は①の状態で周りを歩いてみるだけでも、身体の状態の違いに色々気がつくと思います^^
で、例えば今突然「どっかーーーーーーーーーーん!!!!!!」という爆音がしたら
みなさんの身体はどんな反応をするでしょうか?
大体の人は首を縮めて身体を小さくし、全身を固める てきな反応をします。
これは生物として当たり前の反応で、
なぜならまず、頭や身体の中心を守らないといけないので。それ自体、起きることは自然なこと。
ただ、この状態の欠点は、即時に次の行動に移りにくいことなんです。
頭部って5kgくらいあるんですが、それが全身のてっぺんに
しかもぐねぐね曲がりながら連なっている脊椎たちの上に乗っかったままで常時バランスしてるって
けっこう想像するとすごいことです。
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我々脊椎動物は、その素晴らしいバランス機能を持って生まれて
でも日々の中でそのバランスを邪魔するような習慣を、少しずつ身につけてしまっている部分があります。
また、先述の爆音だったり、緊張のもとでパフォーマンスをするような場合だったり
「ピンチ」の時に首を縮める動きが無意識に出ます。
すると全身の色んなところに影響がでてくるんですね。
なぜなら脊椎動物は(蛇や魚を考えてもらうと分かりやすいのですが)
頭と脊椎さえあれば動いて前に進むことができる仕組みになっているから。
逆に、頭と脊椎が動けないとほぼ何もできなくなってしまいます。
それをちょっと大げさに体験してもらったのが、最初のゲームでした。
※「ヒューマンボディ からだの不思議がわかる解剖生理学」123頁より
(上図で赤いところが「軸」骨格、それ以外は「付属」骨格です)
アレクサンダーさんは何年にもわたる実験の末に
頭蓋骨(頭)と脊椎のバランスが良いと、全身の機能もうまく使うことができる
というようなことに気付きました。
そのバランスを実現したくて「頭が自由で…」とか「頭が動いて身体全部がついてきて…」とか
「首がゆるまっていて…」とか「頭と脊椎の関係を思って…」とか「全身が協調することを思って…」とか
アレクサンダー界隈では色んな言い方をします。
が、頭蓋骨を脊椎の上でバランスさせる筋肉は無理やり働かせることができません。
(不随意筋といいます)。
なので、ただそれらを知っているだけ、動けてバランスするんだと思ってるだけ
それでいいんですよー勝手に働いてくれますから
ということも含め、何となく念頭に置いてもらう時間を作りました。
あと、めっちゃ盛り上がったのは「首」はどこで「頭」はどこからかってことでした。
頸椎1番と頭蓋骨の関節は、ここです↓
えーーーーこんなに上!?内側!さわれない!!ってみんなでマッピングをあらたにしましたよー。