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日本メディア協会

野党足並み揃わず 与党盤石の構え

2022.08.13 09:43

 15日に投開票が行われる第14回衆議院議員総選挙。どのような体勢で選挙を迎えるのか、与党・野党に取材を行った。

 はじめに、夕張政権の要である官房長官の羽黒氏に勝敗ラインを聞くと「過半数をやっぱりとるのが勝利ではないでしょうか。過半数をとれば今よりも自由に動けると思いますから。」とのこと。

 連立与党合計での議席が現在16議席であることを考えると、そこまで達成が困難な目標ではなさそうだ。


 ただ、革新・維新については政権の中核である中民の候補と競合する選挙区では思うような支援が得られずに落選する恐れもある。

 

 その中民では

「党としては無論全候補者・全推薦者の当選に向けて全力で選挙活動に邁進するが、戦略の上では、立候補者のうち8割の当選を確保すれば勝利と考えている」

と余裕の勝敗ラインを定めている。



 一方で野党は、候補者調整すらままならない。最大野党である共和と急民は調整をおこなっているが、共産や総連などとは没交渉のようだ。選挙後の首班指名についても協定がなく。協力は限定的なものに留まっている。

 

 野党勢力を見る上で注意すべく点は、人材・票田に枯渇し退潮傾向著しい共和と急民との対比である。今回急民は、中民に次ぐ規模の候補者を擁立する構え。必ずしも候補者が当選者と結びつくわけではないが、野党第一党を狙う様子が窺える。


 与党の盤石の構えに対して、残りの選挙戦の中で野党がどのような動きを見せることができるかが注目される。