6月19日 通常総会を開催しました
6月19日、通常総会が無事終了しました。
高校生会員からの活発な意見も出て、やりたいことがまたまた広がった会議となりました。
理事長挨拶より
林や水辺や原っぱで、まったりくつろいで、マッスルを鍛え、
台地と谷津のグリーンインフラを活かしたまちづくり
北総台地と谷津が織りなす様々な地形と環境は、生きものの宝庫であるだけでなく、治水、水質浄化、防災機能、食糧補給など、昔から多くの恩恵をニンゲンに与えてきていました。時にその恩恵を忘れがちなニンゲンですが、今また、新たにグリーンインフラという言葉で、その価値を見える化し、活かそうという試みが始まりました。
今年見直しとなった印西市環境基本計画では、グリーンインフラ大作戦として、政策の重点目標として掲げられています。
当会においても、里山の生態系は田んぼという湿地環境(水質浄化、保水による災害リスク削減、食糧確保)があってこそとの思いから、昨年のホタル田んぼに加えて、今年からはカエル田んぼも作っています。
若い人を中心に近隣の親子が参加して、田起こしや田植えや草取り、稲刈りに挑戦しています。
いつ終わるのか検討もつかないコロナ禍と戦争、気候変動への対応は遅れるばかり、時代とともに進歩・進化するはずだった未来は、悲惨な過去の繰り返しになるのか、希望を失いそうな思いにとらわれてしまう、今はそんな社会情勢です。
けれども、里山の生態系を守ろうと始めた活動ではありますが、耕作放棄となった田んぼを耕すと保水力を取り戻し、豪雨から土地を守ります。
手入れした雑木林がヒートアイランド現象を緩和し、省エネに寄与します。
食糧自給(耕作放棄された田んぼに水をはることで、いつでもコメ作りの田んぼに戻せる)や災害予防として、グリーンインフラの活用こそが生活を守ることだと思うのです。
そもそも木や花を見ると心も平和になります。
ですから、今年も里山の活動で小さな幸せ見っけをやりましょう。
平和を祈り、平和な時代となることを願って。