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新田真矢子 キューバへの想い 全文

2022.08.13 15:23

皆さま、初めまして。


私は新田真矢子と申します。

将来、発展途上国や難民キャンプ等現場で医療活動がしたいと、

実践主義を貫き、さらに地域医療に力を注ぐキューバへ医学部留学をした者です。


キューバで過ごした7年弱、様々な出合いがありました。


診療所や訪問医療の現場で患者さんの協力も得て、

実習の場を提供してくれた先生方やレジデント。

日常的にライフラインが止まるキューバでの生き残り方を伝授してくれたキューバ人家族。

彼らの助けがなければ、7年弱という期間は乗り越えられなかったでしょう。

彼らに出逢わなければ、こんなにキューバを好きになることもなかったでしょう。


キューバへ足を運ばれたことがある方々は、当時どんな印象を持たれましたか。


どこからともなく聞こえてくるラテン音楽、急に踊り始める老若男女。

道端でのんびり葉巻をふかし、ドミノに明け暮れるおじいさんたち。

世間話でガハハハッと盛り上がる関西風のおばちゃん。

真っ赤な夕陽に染まった海で過ごす若者。

みなさんはどんなイメージですか?



2021年、私が今後の準備のためキューバへ再訪問し、

そこで目の当たりにした笑顔の先には

疲弊の表情が潜んでいました。


そして聞こえた心の叫び。

物資の滞りがさらに激しくなったコロナ禍、

その日の食事さえままならず、ストレスや怒りの限界に近付く危機感。


ハバナでは朝早くから生活物資を求め、

“買えるかどうかも定かではない”お店に

何時間も並び続ける人々の姿がありました。


医療現場に立ち続ける友人から聞こえたのは悲痛な声。


「せっかく医師になったのに医療すらできてないんだ。処方箋を書いても薬局に薬がない。」

「入院できる病床もない。何もできないから帰ってもらうしかない。」


さらに出産を経験したばかりの友人も訴えます。

「ミルクがないの。小児科病院や産婦人科病院でさえ。」

「妊娠中の高血圧や糖尿病の治療薬もない。抗生物質や解熱鎮痛剤まで」と。


現在、新型コロナウイルスの感染者数は減少しているものの、

物資不足は続き、地域の診療所で適切な医療を受けられない状況が続くキューバ。


産まれくる赤ちゃんのため、お父さんはおむつや粉ミルクを探し求める日々。

お母さんは出産後、ひどい感染症に苦しみました。

少しでも多くのお母さん・お父さんが安心して赤ちゃんを育てることが出来るように。


彼らを想うことは出来ても、一人で出来ることは限られています。

彼らの“声”を、皆さまに伝えることしかできません。


キューバへ足を運ばれたことがある方々も、どうか共に声をあげていただけませんか。

どうか一人でも多くの方々へ、あまり日本に届かないキューバの現状が伝わりますように。


世界中で大変な状況が続いていますが、

どうか皆さまのお力を貸していただけませんか。


よろしくお願い致します。


新田真矢子