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授乳中のママへ。肩こりだけじゃない!首のシワと猫背の関係

2023.02.20 06:19

私には、首に3本のクッキリとした横ジワがあります。


今でも、はっきり覚えていますが、初めて首に横ジワができたのは30歳の時。

まだ30歳なのに、首にシワができるなんて少し早いと思い、大変ショックでした。


当時、勤務していた化粧品会社の美容部員の方に相談したところ、

「あー、それは遺伝だから仕方がないわね。あきらめなさい。」

と言われました。


(そうなのか‥これは、遺伝なんだ。)

ネットも普及していなかったため、調べる手段もなく、言われるまま信じてしまいました。


次に首に横ジワができたのは33歳の時。

この時、少し疑問に感じるようになりました。

それは、いつも、出産すると首に横ジワができるからです。


(どうして、いつも出産すると首にシワができるのだろう?)

シワの原因は遺伝だと思い込んでいた私は、出産すると栄養不足になり、コラーゲンやエラスチンが不足して、首にシワができるのかもしれないと考えました。


そのため、サプリを飲んだり、ネックトリートメントをしたり、化粧水、乳液、クリームは首までつけて保湿したりしていました。

しかし、改善されることはありませんでした。


そして、36歳の時、3人目を出産し、また同じように、首に新しい横ジワが刻まれました。

もう、この頃は諦めの境地でした。


ハイネックの服を着たり、スカーフをしたりして、おしゃれで隠すようになりました。

まあ、それも一つの手ですが‥



先日、もうすぐ1才になるお子さんのママがトリートメントをお受けになられました。


授乳のため、肩こりがひどく、ひどい時は頭痛もあるそうです。

最近、お子さんがよく夜中に目を覚ますため、睡眠不足もおありとのことでした。


その日は、次の授乳までの間、ご主人がお子さんを見ていてくれるので、2時間ぐらい大丈夫だとのことでした。


授乳中のお母さんは、本当に大変です。

授乳と授乳の間のたった2時間しか解放されないのですから。


私も、この仕事を始めてすぐに、二人目を妊娠し、自分のサロンを立ち上げてすぐに、三人目を妊娠したため、妊娠中は臨月まで仕事をしていましたし、出産後は、2ヶ月後から、授乳と授乳の限られた短い時間で仕事をしていました。


3人の子供は、すべて母乳で育てたため、授乳の大変さもよく知っています。

普段、マッサージや整体などとは無縁の私ですが、授乳中は、初めて肩こりや腰痛に悩まされ、整体に通いました。


授乳中は、赤ちゃんを抱っこして前かがみになり、赤ちゃんの顔を覗き込んでうつむくため、どうしても猫背になってしまいます。


そのため、デコルテのリンパが詰まり、背中がパンパンに張っていらっしゃる方が多いです。

授乳中は乳腺も張っているため、なおさらです。


私は、上半身のトリートメントをおすすめいたしました。


まずデコルテのリンパを流してから、背中の張りを緩めるトリートメントをさせていただきました。


デコルテを流すときに、お客様が思わず「ウッ、ウッ」と声を上げ、涙をにじませながら、吐息を漏らされました。

まるで、ずっと胸に溜めこんでいた想いを吐き出すかのように‥


「力を少し弱めましょうか?」

「いいんです。このまま続けてください。」


トリートメントをしながら、ちらっとお客様の首に目をやると、私と全く同じような横ジワが2本、刻まれていました。


「あの‥お子さんは、何人いらっしゃいますか?」

「2人です。上の子が、男の子で3才です。」


そうか!

今まで、首のシワは、遺伝や栄養状態と思っていたけれども、授乳による猫背が原因なのでは?


授乳時の姿勢は、前かがみでうつむいた姿勢のため、首の前側に折り目ジワができやすくなります。

毎日、何回も同じ場所にくり返しシワが寄ることで、シワが深くなり、シワが刻まれやすくなります。


確かに遺伝によるシワもありますが、その場合、子供の頃からあるようです。

その他、肌質により、シワの出来やすい人もいます。


もちろん、授乳中は、母乳に栄養をとられてしまうため、コラーゲンやエラスチン不足になり、首にシワができやすい状態ではあると思います。

その場合は、横ジワではなく、まず、顎から喉にかけて縦に細かな筋状のシワ(縦ジワ)ができます。


また、小さいお子さんがいらっしゃるママは、自分のケアができないため、しっかりと首の保湿ができていなくて乾燥していることもあると思います。

肌が乾燥すると、肌のハリや弾力がなくなり、縦ジワができやすくなります。


つまり、授乳中の猫背が改善されれば、肩こりはもちろん、首の横ジワも予防できるということです。


しかし、授乳の姿勢を変えるのは、難しいかもしれません。

赤ちゃんにとって、おっぱいが飲みやすくて、ママとコミュニケーションがとれる姿勢は、ママにとっては最悪な姿勢なのですから‥


そんな方は、授乳後、ストレッチを毎回、取り入れてはいかがでしょうか?


両肘を曲げて両手を頭の後ろで組んで、顔を上に向けて首筋を伸ばします。

ポイントは、背筋を伸ばし両肘を後ろに張ることです。

そうすることで、首からデコルテにかけて伸び、とてもすっきりして気持ちが良いと思います。


私も、もっと早く首のシワと猫背との関係がわかっていれば実践していたのですが‥


授乳中のママへ

まだ間に合います!

首にシワを作りたくなければ、ぜひ、このストレッチを取り入れてみてくださいね。




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デコルテ、肩甲骨、肩、首をマッサージし、寒さから来る凝りをしっかり解し血行を改善します。