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aya's lounge

仮名手本忠臣蔵 七段目偶数日。

2018.02.09 14:30

こんばんは。


昨日はびっくりする出会いがありました。

とても嬉しくて歌舞伎のご縁に感謝の一日でした。


写真は’福寿草’

歌舞伎座で初めて三階で生菓子を買ってみました。

福寿草は早春に咲き、

幸福と長寿を呼ぶおめでたいお花です。


襲名興行だからあやかろうと思って(笑)

縁起ものをいただいてみました。


京都南座の新開場が11月と発表されました。

11月は高麗屋さんの襲名興行、12月は顔見世です。

心がザワザワします。


5月の御園座は見送り、こちらに行きたくなりました。

猿之助さんが出演なさるといいなぁ。

ちなみに4月大阪ワンピースは遠征しようと思います。



さて、盛り上がっている歌舞伎座のこと。

幸四郎さんの演目に触れたいけど、その前に七段目の話。


夜の部は1回でいいかな。。と思っていたのに、

偶数日と奇数日で配役が違うというのは心に憎い。


主役の大星由良之助は白鸚さんで変わらず。

寺岡平右衛門とお軽の兄妹が2パターン。


海老蔵さんと菊之助さん、

仁左衛門さんと玉三郎さんです。


先日は偶数日の海老蔵さん菊之助さんで拝見しました。


とにかく菊之助さんのお軽が最高でした!

最近は立役が増えたので何だか久しぶりに女方を観た気分です。


お軽は、塩冶家臣の早野勘平と恋仲で、

二人で会っていたため、

勘平は塩谷判官の大事に居合わせることができませんでした。


そのため、お軽の勧めでお軽の実家に二人で身を寄せ猟師をします。

主人の大事に女性といたことを後悔し、

武士として忠義心から敵討ちに加わりたい勘平。


勘平の仕官のための資金を作るため、

お軽の父は、お軽を身売りするのです。


そして、父や勘平には悲劇が待っていて。。命を落とします。

ですが、その前に身売りされてしまったお軽は、

父や勘平が死んだことを知らずに遊郭で働いています。


七段目「一力茶屋の場」はその後のお話。

お軽が遊女になっているところから始まります。


大星由良之助は仇討の本心を隠して遊興三昧です。

幕開きのパッと明るい茶屋風景が大好きです。


白鸚さんの由良之助が登場すると、

あぁ。。大看板が登場した。。と何とも言えない高揚感。


幸四郎さんの大蔵卿、熊谷はよかったのですが、

その後に白鸚さんを観ると、

良い意味でスケールの違いを感じました。

未来が楽しみになり、歌舞伎の醍醐味を目の当たりにできた。


白鸚さんの余裕は、

そのまま由良之助の余裕だと思うほどリアル。

何度か拝見しているのに、

まだまだこんなにも面白いのだと感動でした。


海老蔵さんの平右衛門。

塩谷判官の屋敷で足軽として働いていました。

仇討に加わりたいと願っています。


おおらかでユーモアがあり、とにかく優しい妹想いの兄。

こんなに優しく演じることができるのだなぁと感動しました。


いろいろな経験がそうさせるのかわかりませんが、

一貫して優しかった。


さすがの身体能力で、華もあり、

ついつい目がいってしまいます。


菊之助さんのお軽がお似合いでした。

それに菊之助さんにノックアウト(笑)


失礼ながら、もっと硬いイメージでした。

でも全く違いました。


瑞々しくて、柔らかで、甘え上手。

女性としてのたくましさもあって強さもある。


偶然、兄と対面し「会いたかったぁ。。」

と甘えるシーンに何故かドキドキした(笑)


身請け話にウキウキしていたところに、

さらに嬉しい兄との再会です。

可愛らしいったらありません。


実は、お軽は由良之助への密書を盗み読んでしまっていました。

それに気づいた由良之助は、

お軽を殺すつもりで身請け話をもちかけていました。


平右衛門は由良之助の真意を見抜いて、

自分がお軽を殺して、それを手柄に仇討に加えてもらおうと考えます。


いきなりお軽に斬りつけます。

お軽はびっくりして逃げます。


ここは少しユーモラスで、お二人の息がぴったり。

海老蔵さん菊之助さんのコンビが、

この先も続くいていくのだと感じる場面でした。


結局殺せず、平右衛門は父と勘平の死を伝え、

お軽は一転してどん底に落ちます。


その嘆きに心が痛かった。

同時に、前段までのお軽の様々なシーンが甦りました。

悲しかったです。


お軽は兄のために死を覚悟して、斬られようとした時、

由良之助が止めて、平右衛門の忠義に仇討へ加わることを許します。


また、勘平の代わりに手柄を。。と

悪人をお軽に討たせ幕になります。


途中、密書を届けに来るのが染五郎さんの力弥です。

一瞬にして空気を変えてしまうのはすごいです。

白鸚さんとの共演を観ることができて幸せでした。



私の集中が途切れることはありませんでした。

そのくらい面白かったです。

白鸚さんを軸に全ての役者さんが達者で、

笑ったし、ほっこりしたし、切なくもなった。


全段を観ているからかもしれませんが、

一人一人を観ていたら、

松の廊下の刃傷から討入までが胸に迫って切なくなりました。


お軽は幸せになったのかな。


仁左衛門さん玉三郎さんも楽しみです。


有難うございました。




aya。