ホークス助っ人列伝(6)李 大浩を名球会に入れよう!
助っ人外国人選びはギャンブルだと言われる。
大リーグで何本ホームランを打っていようが
何キロの直球を投げようが
日本野球に合うかどうかはやってみなくてはわからない。
それもあって、外国人枠が増え支配下登録人数の上限がなくなった今は
他の球団でプレーした外国人選手を移籍するチームが増えている。
元ホークスのペーニャもオリックス、楽天、ロッテでプレーしているし
スタンリッジも阪神、ロッテで活躍した、
韓国のスターでオリックスの主砲・李大浩(イデホ)が2014年に入団する時、
期待もあったが不安も多かった。
かつてホークスには元西武カブレラや
元ヤクルトのペタジーニが入団したが
ピークを過ぎていて期待通りの活躍ができなかった。
この時李大浩32歳。前年.303、24本の李大浩がどれだけ活躍するだろう???
結論から書くと李大浩は助っ人としてチームの優勝に大貢献した。
打率は3割ちょうど、ホームランは19本。
数字的には昨年よりも落ちてしまったが一番の貢献は
144試合全試合出場。
しかもすべての試合4番スタメンで出場した。
全試合4番出場は12球団でも李大浩だけ。
得点圏打率は低く、チャンスに打てないことも多々あったが
小久保引退以降定着しなかった4番の椅子にどっかり彼が座ってくれたおかげで
内川、松田らがのびのびとプレーできたのも優勝の要因だろう。
翌年は内川が4番に入り李大浩が5番。
4番のプレッシャーからか7年連続続いていた打率3割を切った内川を尻目に
日本に来てから最多の31本塁打と活躍。
内川がクライマックスシリーズで骨折すると
日本シリーズでは4番を打ち大活躍。
韓国人選手としては初の日本シリーズMVPに輝きました。
同年オフ、李大浩はソフトバンクを退団。
翌年はシアトルマリナーズでプレー。
そして2017年からは古巣の韓国・ロッテジャイアンツに復帰した。
NPBでは4年間で684安打。
大リーグでは1年で33安打。
そして韓国では昨年まで12年間で1423安打を記録。
韓日米合わせて2078安打。
昨年プロ通算2000本安打を突破した。
日本の名球会は日米合算は認めるがそこに韓国を入れるルールはない。
レベルが云々言うのだろうが
日本でも実績を残した選手。
李大浩を名球会特別会員にはしてくれないものだろうか。