胸腹部大動脈瘤 TAAA
2022.08.16 10:56
定義
胸郭から腹腔に連続した動脈瘤
胸部Ao≧45mm, 腹部Ao≧30mm
症状
・破裂により生じる疼痛・出血
・周辺臓器への圧迫症状
・線溶亢進型DIC:Plt減少は軽微、PT・APTT正常、FDP・D-dimmer上昇
トラネキサム酸(抗線溶薬)単独では、臓器障害や全身血栓症などを生じるので、必ず抗凝固療法と抗線溶療法を併用する。
手術適応
TAA
・最大短径≧55mm(Marianでは、≧45mm)
・嚢状瘤
・半年で≧5mmの瘤径拡大
AAA
・最大短径 男性≧55mm, 女性≧50mm
・嚢状瘤
・半年で≧5mmの瘤径拡大
チェック事項
・腹部主要分枝の再建が必要か?
・脊髄虚血のリスク Adamkiewicz動脈の位置(分かれば。85−90%のTh9ーL2から分岐する。)
・血腫の広がりや周辺臓器との関係
破裂の場合、TAAでは、縦隔内・胸腔内・心腔内、AAAでは、後腹膜腔内・腹腔内に血腫が広がる。食道や気管などに穿破することもある。
分類
Crawford分類:胸腹部大動脈瘤の人工血管置換範囲による分類