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自然治癒力

2018.02.09 14:17

内容紹介

現代西洋医学では、解決できないことがある。 アメリカで、半世紀にわたり何千何万の患者を治療してきた伝説のヒーラー(治 癒者)が初めて語る、その驚異の手技、深遠なる生命観、そして正しい呼吸法 やストレッチングなどの実践ノウハウ。 自分のなかに眠っている自然を目覚めさせ、 からだの声に耳を傾けることから、私たちは変わっていける。

「ヒーリング」あるいは「癒し」という言葉は、確実に、現代を解くキーワー ドと言えるだろう。癒されたい。それは、いまという時代を生きる誰もが、か らだや心や魂の奥底から発している叫びなのだ。 「いのちの輝き~フルフォード博士の自然治癒力」は、一連の「ヒーリング本」 の、まさしく極みと言うべき存在の本である。著者のロバート・フルフォード 博士は、「癒す心、治る力」のアンドルー・ワイルが師とあおぐ、伝説の治癒 者(ヒーラー)。半世紀にわたり、アメリカで何千何万という患者を治療して きたオステオパシー医である。「人のからだには、自ら治ろうとする力が秘め られている。治療はその力に火をつけるだけ」。彼は、自らの治療法を謙虚に そう語るが、具体的な事例とともに紹介されるその手技は、驚異以外の何物で もない。 そもそも、現代西洋医学に対し、不信感を抱いている人はきっと多いはずだ。 高額な医療費と、大量のクスリ。胃痛なら消化器科、心臓病は循環器科、心の 問題は精神科という具合に、人のからだをパーツで捉えるやり方。医師は病ん でいる部分だけを治療することに専念し、少しでも専門外になると、別の科に 患者を任せてしまう。これでは、症状の本当の原因を見逃してしまうことも少 なくないはずだ。これに反し、オステオパシー医学の根底には、人間を、から だ、心、そして魂からなるひとつの宇宙として捉える考え方がある。けっして、 人を個々のパーツの寄せ集めなどと考えたりはしない。どこが病んでいようと、 それを心身全体の病気として捉える。意識下の問題が解決されない限り、心と 体のバランスがとれた真の健康は手に入らないし、逆に、心と体のバランスが とれていないと、意識下の部分に病が生じる。心と体の健康が整って、初めて 魂の浄化ははかれるのである。 アンドルー・ワイルは、本書の序文にこう書いている。「とくに請われないか ぎり、彼(=フルフォード博士)は自分の方法を人に説明することもなく、深 遠な思想を胸のうちにしまいこんでいた。患者に診断結果や治療法を説明する ときも、常に簡潔な言葉をもちい、ただの一度も専門用語は使わなかった。」 こうした彼の治療そのままに、この本は、きわめて読みやすく平易な文章で書 かれている。さらに、奥深い真理から、正しい呼吸法やストレッチング法など すぐに実践できるノウハウまで、バランス良く構成されていることも、本書の 特徴の一つだろう。 ヒーリング。健康。自然回帰。自分さがし。現代人の求めるものすべてが、こ の本には詰まっている。90歳を越える著者が、初めてすべてを語り尽くしたの は、実は「時代」の要請だったような気がしてならない。

出版社からのコメント

現代西洋医学では、解決できないことがある。 アメリカで、半世紀にわたり何千何万の患者を治療してきた伝説のヒーラー(治 癒者)が初めて語る、その驚異の手技、深遠なる生命観、そして正しい呼吸法 やストレッチングなどの実践ノウハウ。 自分のなかに眠っている自然を目覚めさせ、 からだの声に耳を傾けることから、私たちは変わっていける。「ヒーリング」あるいは「癒し」という言葉は、確実に、現代を解くキーワー ドと言えるだろう。癒されたい。それは、いまという時代を生きる誰もが、か らだや心や魂の奥底から発している叫びなのだ。 「いのちの輝き~フルフォード博士の自然治癒力」は、一連の「ヒーリング本」 の、まさしく極みと言うべき存在の本である。著者のロバート・フルフォード 博士は、「癒す心、治る力」のアンドルー・ワイルが師とあおぐ、伝説の治癒 者(ヒーラー)。半世紀にわたり、アメリカで何千何万という患者を治療して きたオステオパシー医である。「人のからだには、自ら治ろうとする力が秘め られている。治療はその力に火をつけるだけ」。彼は、自らの治療法を謙虚に そう語るが、具体的な事例とともに紹介されるその手技は、驚異以外の何物で もない。 そもそも、現代西洋医学に対し、不信感を抱いている人はきっと多いはずだ。 高額な医療費と、大量のクスリ。胃痛なら消化器科、心臓病は循環器科、心の 問題は精神科という具合に、人のからだをパーツで捉えるやり方。医師は病ん でいる部分だけを治療することに専念し、少しでも専門外になると、別の科に 患者を任せてしまう。これでは、症状の本当の原因を見逃してしまうことも少 なくないはずだ。これに反し、オステオパシー医学の根底には、人間を、から だ、心、そして魂からなるひとつの宇宙として捉える考え方がある。けっして、 人を個々のパーツの寄せ集めなどと考えたりはしない。どこが病んでいようと、 それを心身全体の病気として捉える。意識下の問題が解決されない限り、心と 体のバランスがとれた真の健康は手に入らないし、逆に、心と体のバランスが とれていないと、意識下の部分に病が生じる。心と体の健康が整って、初めて 魂の浄化ははかれるのである。 アンドルー・ワイルは、本書の序文にこう書いている。「とくに請われないか ぎり、彼(=フルフォード博士)は自分の方法を人に説明することもなく、深 遠な思想を胸のうちにしまいこんでいた。患者に診断結果や治療法を説明する ときも、常に簡潔な言葉をもちい、ただの一度も専門用語は使わなかった。」 こうした彼の治療そのままに、この本は、きわめて読みやすく平易な文章で書 かれている。さらに、奥深い真理から、正しい呼吸法やストレッチング法など すぐに実践できるノウハウまで、バランス良く構成されていることも、本書の 特徴の一つだろう。 ヒーリング。健康。自然回帰。自分さがし。現代人の求めるものすべてが、こ の本には詰まっている。90歳を越える著者が、初めてすべてを語り尽くしたの は、実は「時代」の要請だったような気がしてならない。


内容(「BOOK」データベースより)

人には自ら治る力がそなわっている。その治癒力を活性化させることで、絶望的な病から奇跡的に生還した人は少なくない。現代医学から、自然生薬、シャーマニズムまで、人が治るメカニズムを究めたワイル博士が、自らの臨床体験をもとに、実際の治癒例と処方を具体的にわかりやすく記し世界的ベストセラーとなった医学の革命書。

内容(「MARC」データベースより)

現代医学からシャーマニズムまで人が治るメカニズムを究めた著者が、自らの体験をもとに奇跡的治癒例と実際の処方を、具体的にわかりやすく紹介。もともと人の内部に備わった治癒機構を活性化させるにはどうすればよいか示唆。



内容紹介

ワイル博士の最高傑作! 人間の「病」と「治癒」の本質に迫り、未来の医学への道をひらく名著。

ワイル博士の自然医学は、この一冊から始まった!

世界のさまざまな代替療法、東洋医学、西洋医学の薬物治療、プラシーボ(偽薬)の治癒力、信仰治療。互いに矛盾するこれらの多種多様な療法はなぜ「効く」のか?

人間の「治癒」にひそむ謎に、医師として、また患者としての自らの体験や広範な調査研究をもとに挑戦した、米国心身医学の権威による記念碑的な著作。

出版社からのコメント

<健康と病気の10大原理>

1)完璧な健康は達成できない

2)病気になってもだいじょうぶ

3)からだには自然治癒力がある

4)病気の作因は病気の原因ではない

5)あらゆる病気は心身相関病である

6)病気には必ず軽微な初期症状がある

7)からだは人によって異なる

8)どんな人にも弱点がある

9)血液は治癒エネルギーの主要媒体である

10)正しい呼吸は健康への道である

著者について

【著者紹介】

アンドルー・ワイル(Andrew Weil, M.D.)

医学博士。ハーヴァード大学医学校卒業後、国立精神衛生研究所の研究員、ハーヴァード大学植物博物館の民族精神薬理学研究員などをつとめる。代替医学・薬用植物・心身相関・自発的治癒の実践的研究での世界的な権威。アリゾナ大学医学校・臨床医学教授、アリゾナ統合医療センター・プログラム部長。著書に『太陽と月の結婚』(日本教文社)、『ワイル博士のナチュラル・メディスン』(春秋社)、『癒す力、治る力』『心身自在』『ワイル博士の医食同源』『ヘルシーエイジング』(角川書店)他がある。

【訳者紹介】

上野圭一(うえの・けいいち)

1941年生まれ。早稲田大学英文科卒。東京医療専門学校卒。翻訳家・鍼灸師。代替医療利用者ネットワーク副代表。日本ホリスティック医学協会副会長。主な著書に『補完代替医療入門』(岩波書店)、『わたしが治る12の力』(学陽書房)、共著に『代替療法ナビ』(筑摩書房)、主な訳書に『人生は廻る輪のように』『ライフ・レッスン』『ヘルシー・エイジング』(角川書店)、『バイブレーショナル・メディスン(監訳)』『永遠の別れ』(日本教文社)など多数がある。

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ブックレビュー

現代医学が考えることを放棄してしまっている「治癒」のメカニズムを探る本である。

最初に、医療の歴史や著者自身が体験してきた様々な医療の体験を辿る中で、著者の考える医療に関する総論を述べた後に、アロパシー(西洋医学・現代医学)を皮切りにオステオパシー(骨療法)、カイロプラクティック、ナチュロパシー、ホメトパシー、東洋医学、さらにはシャーマニズムや神霊療法、最後は偽医療までありとあらゆる治療法について、その歴史やそこで起きていることを先入観なしに客観的に述べている。評価できる部分もできない部分も。アロパシー医学であれば、内科的・外科的緊急時の対処には優れているが、慢性病への薬の投与による治療は唯物主義に基づき精神の影響を考慮していないため根本的治癒には至らないことなど。

最後にそれらをまとめる形で、「治癒はなぜ起こるか?」という命題に回答を与えようと試みる。その手掛かりとして、世界中で様々な療法が存在する「イボ取り」を取り上げている。そこから、治癒の鍵を握る存在として「プラシーボ反応」を取り上げている。

著者のプラシーボ反応の捉え方にはこれまでの価値観をひっくり返された。すなわち、現在の医学ではプラシーボ反応は医薬品の効果を確認する際の「ノイズ」扱いをされており、その持つ意味を真剣に検討しようとしてこなかった。しかし、プラシーボ反応による明確な治癒や逆に病気や死の例も多数あるのだ。

プラシーボ反応を起こしうる物としては、一般的に知られている砂糖粒があり、これは薬理効果がないので「不活性プラシーボ」と著者は呼ぶ。これに対して薬理効果があり、治療に使われる薬は「活性プラシーボ」と呼ばれ、薬理効果に加えて、プラシーボ反応も引き起こしうる力を持っていると指摘する。

著者は、活性・不活性の両方を含めたプラシーボ反応が治癒の鍵を握っていると見ている。そしてプラシーボ反応を上手に利用することが本当の治癒に極めて有効であると考える。そのために必要な条件は以下の3つだ。

・患者がその治療法を信じること

・医師がその治療法を信じること

・患者と医師が互いに信じ合うこと

プラシーボ反応の存在は、心が物質的な体に影響を与え得ることを示している。物理学の世界はニュートンやデカルトによる唯物論から、量子力学の登場により魂の世界の存在までも示唆する、不確実で摩訶不思議な世界像へと移り変わってきた。しかし医学の世界に関しては依然古い物理学体系に基づく唯物論に固執している。

医学が真の医学になるためには、最新の物理学の考え方を取り入れ、「心」と「体」を一体と捉える必要があるのである。

医療というものを非常に高い視点から俯瞰し、一切の偏見を持たず、客観的・冷静に分析し、あるべき医学の姿を描き出した名著と言えよう。