大人の自由研究
残暑お見舞い申し上げます。星輝傘です。
休日に福島県の鏡石町図書館に行ってきました。
福島県は、北海道、岩手県に次いで全国で3番目に広く、左から会津、中通り、浜通りと3つの地区に区分されています。
今回行った「鏡石町(かがみいしまち)」は中通りにあります。
日本地図で見ると福島県は太平洋側に面していますが、会津地方は隣の新潟県と同じように日本海側の気候、浜通りは太平洋側の気候、そして東西を山に囲まれた中通りは、その中間的な気候となっています。
お米も収穫された地区によって、会津コシヒカリ、中通コシヒカリ、浜通コシヒカリ、といった呼び方をします。
靴を脱いで、図書館の中に入り、この雰囲気懐かしいなぁ~と思いつつ、エレベーターで4階の展望室へ上がりました。
掲示板の「全国田んぼアートサミット」のイベントは7月28日に終わってましたが、展望台からは広大な田んぼアートを見ることが出来ました。
コンセプト「窓から眺める絵本~もう一つの図書館」
2022年テーマ「つるのおんがえし」
種まき・育苗・測量・田植えなど全て地元の県立岩瀬農業高校の皆さんが実施されているそうで、6色10種類もの稲を使って、描かれているそうです。
下の写真が実際の稲です。
左から黒・白(ゆきあそび)・赤・黄色・橙・緑(天のつぶ)・濃い緑(緑米)・濃い赤・濃い緑(紫穂波)・白(白穂波)と並んでいます。
この色とりどりの苗を、展望台から見て ちょうどよくなるように遠近法を使った図面を基に配置されているそうです。
かがみいし田んぼアートは、東日本大震災後 福幸(復興)のシンボルとして始まり、今年で記念すべき10年目になるそうです。
田んぼアートが終わって収穫されたお米は、学校給食や米粉を用いたパンや洋菓子などに使用され、食育や地産地消、地域産業の6次化にも寄与しているそうです。
かがみいし2022田んぼアート | 鏡石町公式ホームページ[福島県]
2022年の全国田んぼアートサミットでは、北海道から九州まで18ヶ所の団体が参加されたとのことで、他の場所の田んぼアートも見てみたいなと思いました。
皆さんもお近くの田んぼアートで自由研究、いかがでしょうか。
余談ですが、夕飯は福島牛のすき焼きを食べました。
お肉メチャクチャ美味しかったです。
福島のお米も香りが良くて美味しかったです。あっという間におひつが空っぽになり、おひつ2個目お代わりしちゃいました。
帰りに、蝶のようにひらひらと幻想的に飛ぶ、黒いトンボを見つけました。
正式名称は「ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)」という名前で、7月~8月のお盆の頃に出現することからご先祖様の化身という言い伝えがあり、田んぼの害虫を食べてくれるので「神様トンボ」と呼ばれていて、縁起がいいそうです。
とりあえず、スマホの待ち受けにしてみました。何か御利益あるかしら。。。
まだまだ暑い日が続いていますが、皆さんくれぐれもお体ご自愛下さい!