リフォームの規模による違い
先日、リフォームコンパス東京表参道店に川崎市のN様がお越しくださいました。
N様は80代の男性で、事前に暮らしの診断シートからお申込はいただいておりましたが、
普段からお近くにいらっしゃる機会も多いということで、
この日もお車でお越しいただきました。
ご計画についてN様に改めて伺ってみると、
N様のお宅は築40年弱の2×4住宅で、今は会社が無くなってしまっているそうですが、
完全に輸入住宅として建築されたものとのことでした。
汚れや劣化が目立ってきたため、今後のご夫婦の生活を少しでも良くするため
単純なクロスの張り替えや外壁の塗装等のリフォームだけでなく、
間取り変更も含めて暮らしやすくするための提案もしてもらいたい、というお話でした。
またお話をお伺いする中で、家をじっくりと観察してもらいながら提案して欲しい、
というお考えや、ご計画にあまり積極的ではない奥様を上手に説得して欲しいなど、
お打合せそのものを重視しながら計画を進めたいご意向がよく伝わってきました。
リフォームをご計画される方の多くは、
打合せそのものについてのイメージをしっかり持っていらっしゃいません。
大きなリフォームをそう何度もされる方は非常に少ないですし、
また単純な取り替えや補修などのリフォームと同じように思っていらっしゃる場合には、
お打合せを進められる中で、その違いに気付かされることもあるのではないかと思います。
特に大きな違いとなるポイントは、
部分的なリフォームは通常言われたことにしっかりと応えればそれで100点。
ところが大規模なリフォームの場合には、それではお客様は満足されないということです。
実はこの違いはリフォーム会社の担当者でも気づいている人が少なく、
一般的にもあまり広く知られてはいません。
「お客様の要望に応えること」という当たり前の部分だけでは足りず、
もしかするとお客様でさえ気づいていない潜在的な要望を会話の中から掴み取り、
押しつけではなく選択肢の一つとして「提案」をすること…、実はそういったスキルが必要になるのです。
N様は私共にお問合せいただく前に相談された近所の工務店さんとのお話の中から、
なんとなくそういった部分を感じ取られたのかもしれませんね。
特にリフォームコンパスが大切に思っている部分について、とても共感をしていただき、
2社のご紹介をさせていただくことができました。
いずれも技術力はもちろんのこと、提案力にも期待感のある会社です。
N様は来店にご満足いただけた様で、打合せを楽しみにしながらお帰りになられました。
奥様があまり変化を望まれないとのことでしたが、
まずはじっくりと良いお打合せをしていただきたいと思いながら、お見送りさせていただきました。
N様、ご来店ありがとうございました。
リノベで失敗する人と成功する人は何が違うか (東洋経済オンライン)