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sunshinebreakthrough

駒ヶ根頓挫しヴィーナスロード

2022.08.19 12:56

待ちに待った今年の夏休みはどこへ行こうか、長崎の夜景を満喫しながらトルコライスを食らうツーリングか、能登半島の輪島朝市で漆を吟味しつつ永井豪先生を応援するツーリングか、千葉の銚子鉄道で濡れ煎餅を齧りながら犬吠埼で愛を叫ぶツーリングか、それとも信州の涼しい野沢温泉でグダグダするツーリングか、どれにしようワクワクしてたのに、社会的事情と天候案件でポシャった。畜生、このままでは終われねえぜ、何とかしなければ。そして、夏休み唯一の晴れ予報の日に、全てを賭けて作戦を立てた。それが、今回の駒ヶ根作戦だ。駒ヶ根の千畳敷カールが相当に素晴らしいこの世の楽園のような場所である噂は何十年も前から聞いてるんだけど、一時期、早太郎温泉によく行ってた時も、何度も登るチャンスがあったんだけど、料金のあまりの高額な事にビビって決行を見送ってた。しかし、ついにこの時が来たようだ。何しろ人気の観光地なので、かなり混雑するようだが、今日は平日だから大丈夫だろう。しかし、念の為に朝一番で行ったほうがいいだろう。ロープウェイの運行時刻、バスの運行時刻や料金などもしっかり調べて、全てにおいて完璧な作戦を立てた。そして、いよいよ作戦決行の日が来たのだった。

朝、朝早朝に起きて、まっちゃん特性ハイペリオン風玉子焼きご飯を食ったら、準備して、新型ガレージに行くと、昨日のうちに万全にメンテしておいた旗艦CB1300SFライアン・ストーン号を引っ張り出すと、エンジン一発始動で目覚める最強(以下略)

まずはガソリンだ。いつものようにコスモ石油に行くと(以下略)

満タンになってずっしり重たくなったCB1300SFを発進させると、国道19号線を多治見方面に向かう。駒ヶ根ロープウェイの始発に間に合わせるべく、今回は時間短縮のために高速道路を活用する。小牧東インターから高速道路に入った。中央道は正式に言うと自動車専用道路なんだけどさ。まあいいや、とにかく、時間短縮のためにかっ飛びで走っていく。

途中、最初の休憩ポイント恵那峡のサービスエリアに入った。そこでポカリを買って飲んだ。早朝なんで高速走行は冷えるかと思ったんだが、意外に温度が高いので冷えたポカリでも全然平気で飲めたぞ。飲んだら出発した。

そこからも順調にかっ飛ばして、東名高速名神高速は制限速度は120キロになったんだが、中央道は相変わらず80キロなんだけど、そんなこと構わんぜ。ピー(自主規制)キロでかっ飛びだぜ。中央道屈指の難関難所、恵那山越えの長大なトンネルを抜けると空気が変わるのだ。これが高速道路の醍醐味だけど、恵那山を越えると、木曽側から飯田側に出るんだけど、木曽路は全て山の中だが、飯田、伊那路は山の中なんだけど、丘を超えて行こうよ的な風景が広がってて、いいんだよこれが。山を一つ越えなきゃならないので、なかなか行けないんだけど、久しぶりに来たけど、やっぱりいいね。この調子でぶっ飛ばしていく。

目的地である駒ヶ根の手前にある駒ヶ岳サービスエリアでもう一度休憩する。ここでロープウェイへの道をスマホで確認する。至極単純、真っ直ぐすすめばよし。間違えようがないな。サービスエリアを出て、直後のインターから高速道路(正確には中央道、自動車専用道路なんだけど)を降りて、そこから真っ直ぐにロープウェイ乗り場に向かった。途中、バス停があって、そこにはすでに登山万全装備の方々が、何人も行列を作っていた。いや、この段階でちょっと怪しいなーとは思ったんだよ。そのなんとなーく怪しいなーと思ったことは、ロープウェイ駐車場について現実になる。駐車場はすでに満車で、交通警備の人が、他の駐車場に誘導してた。バイクはバイク専用駐輪場に案内されて200円で止めさせてもらった。いや、ここまでは良かったんだけど、満車の駐車場の車をぐるりと囲んでいる膨大な人数の登山客は、全くの想定外だった。

交通警備の人に、どこに並べばいいのか聞くと、教えてくれたので、そこに並んだ。ちょっとよくわからないのですけど、どこにチケット売り場があるんだろう。そう思って辺りを見回してたら、チケット売り場の看板があった。すぐ目の前なんだけど、行列はそこから駐車場を一回りして、トグロを巻いていて、あのー、あれだ、トーキョーナンタラランドのアトラクション待ちの行列を思い浮かべてくれたら分かりやすい。コレいつになったらチケット買えるんだ? そんなことを呆然と考えていたら、後ろにはすでに何十人も並んでた。あっという間に増えて増殖してバイバイゲームになって凄まじい事になっていた。コレはやばいんじゃないかと暗雲立ち込めてきた感じに、後ろで会話してる玄人っぽい登山客グループの人に、しれっと状況を聞いてみた。それによると、やっぱり今日の混雑は想定外だったそうで、チケット待ち1時間、バス待ち1時間、ロープウェイまち1時間、そして帰りも同じくらい待ち時間を覚悟しなきゃいかんらしい。「ツーリング途中で軽ーく寄ってみたんですけど、甘かったですかねー」と話をしたら「いやー気軽にーってのはちょっとむづかしかったかもですねー」と言われて離脱を決意した。そしてプロの登山家はこう言った「でも、大丈夫ですよ、少しづつでも進めば、必ず山頂に辿り着けますから」それが登山ですよ、と言うのであった。おおー、何という雄大な精神なんだ。大自然を相手にしていると、こんなでかい人間になるのか。ぶん回すことばかり考えてるライダーとは格が違う。おみそれしました。心に刻んでおきます。

CB1300SFに戻って、千人待ち(主催者側発表)のチケット売り場から離脱した。

こういうこともあろうかと、プランBを用意してあるのさ。万が一、ロープウェイが運行しなかった場合にはプランBを決行するのだ。いや、ロープウェイ運行してるけどさ。乗れないんじゃ同じだよな。で、プランBなんだが、行き先はヴィーナスラインだ。そもそも、これだけ天気がいいのに、ヴィーナスラインに行かない選択肢はないぜ。この抜けるような青空の下、ぶっ飛ばして走るのはサイコーだぜ。行くぜ。国道153号線から361号線に乗り換え、高遠を経由して国道152号線で諏訪湖に向かう。高遠の城下町はなかなかいい雰囲気だった。朝早いのでまだやってなかったけど、今度はゆっくり来たい。

途中でコンビニに寄って水分補給して、腹が減ってきたので、何か食おうとファミマで40%増量のおにぎりを食おうと思って入ったら、おにぎり売り切れだった。その近くにセブンイレブンがあったので行ったら、ちょうど納品の時間だったので、入荷したてのおにぎりを買って食った。全然足りなかったけど、まあいいや。この先、ヴィーナスラインといったら白樺湖、ゴージャスなランチがあるはずだから、それを食うのさ。

その白樺湖を目指して、まずは国道152号線を走っていく。実はこの国道152号線を走るのは初めてだ。諏訪湖にはよく行ってたけど、国道19号20号線ばっかりだからな。で、この国道152号線、なかなかい感じの道だった。古い街並みが残ってて、交通量も少なめなので、のんびり走って行けた。やがて峠にたどり着く。それが杖突峠だ。峠の茶屋があって、蕎麦屋らしきお店もあって、でも何となくちょっと寂れてる感じがあって、立派な展望台があるんだけど、変な感じにバリケードがあって立ち入り禁止になっちゃって、勿体無いね。

そこから高度を下げたら諏訪湖まであっという間だ。諏訪湖茅野市側からヴィーナスラインに入った。快調に走って高級別荘地を抜けて白樺湖に至る。ここから視界の広がる丘陵地帯のヴィーナスラインに突入した。ここで気がついたけど、今回はいつもと逆のルートなんだな。なかなか新鮮だ。天気もサイコーにいい。そんな中を走っていくと、止まることを忘れる。観光客のクルマやらバイクやらたくさん走ってるからなかなか止まれんのもあるけど。

で、ようやく展望台のある駐車場に止まった。そこで休憩しながら、この後のルートを考える。とにかく腹が減ったのでなんか食いたい。せっかくここまで来たので、信州っぽいゴージャスなランチが食いたいのでスマホで検索したら、色々お店はヒットしてけど、この時間からだと絶対に混雑してるからなーどうしようかと迷いに迷って、結局、とりあえず諏訪湖まで降りる事にした。で、ヴィーナスラインの後半を進んで、クネクネ道をハイポテンシャルなマシーンとハイテクニックなライダーの一体化した走りを見せてくれるぜ。

諏訪湖に着いたので、もう一度駅前で止まって考えた。で、結局、一番安心なランチにした。いつもの味噌屋さんのランチだよ。これなら間違い無いからな。そうと決まったら早速お店に向かう。幸い近いところだったので、すぐ着いた。やってなかったらどうしようかと思ったけど、一応お盆休み夏休み時期だからな、でも心配ご無用、ちゃんと営業してたので、駐車場にバイクを停めてお店に入った。お店はいつものようにそこそこ席が埋まってた。すぐに案内されて、いつもの豚汁定食を注文して、しばらく待ったらテーブルに届けられた。うーむ、味噌のいい匂いがするよ。おすすめ特製の香辛料も使ってみたら、味が格段にはっきりしてたまらん。腹ペコなのであっという間に平らげてしまった。ごっちゃんです。では帰ろう。

すでに時間はかなり回っちゃってるので、帰りも高速道路(正確には中央道、自動車専用道路なんだけど)を使う事にする。岡谷から高速道路(正確には以下略)に入って、かっ飛ばして帰ってきた。

本日の出費

高速道路 ETC

ポカリ 151円

駐車場 200円

コーヒー 110円(30円引き)

おにぎり 150円

豚汁定食 1100円

アクエリアス 160円(コークオン)

本日のCB1300SFの走行距離 440キロくらい

累計のCB1300SFの走行距離 36800キロåくらい