ベルリンで年を越すためのノウハウ
ベルリンの年越しの魅力
世界には様々な新年の祝い方があると思いますが、ここベルリンの年越しは非常に特徴的です。
何が特徴的かというと、とにかく騒がしい・・・
騒がしすぎて、初めてベルリンの年越しを経験する人にとってはもはや怖いレベルです。
普段は販売が禁止されている爆竹や打ち上げ花火ですが、この年末年始にかけては販売が認められ、たくさんの若者が年越しに備えて買い求めます。
そんな一件怖そうに見えるベルリンの年越しですが、魅力もあります。
今回は2018年への年越しの一部始終をお伝えします。
ベルリンの年越しはやはりここで!
ベルリンの年越しで一番有名なスポットが、ブランデンブルク門です(12月29日撮影)
ブランデンブルク門は観光スポットでもありますが、大みそかは周辺が策で覆われ、特設のイベント会場となります。
会場では、ステージで様々なアーティストによるパフォーマンスが行われたり、露店で飲食を楽しむこともできます。
4時間前には会場入りしよう!
この会場、毎年とんでもなく人が押し寄せるため、入場規制が行われており、毎年夜8時には会場に入れなくなるようです。入口は何箇所かあるのですが、時間が経つにつれてどんどん閉鎖されていきます。
最後に残る入口は、ブランデンブルク門から1km以上先!
最低でも4時間前には入口に到着するようにしましょう。
荷物検査に気をつけろ!
早く着いたからと言ってそんなに簡単には会場に入れません。
まず、会場の入口では大量の警察官、全身ボディチェックと荷物検査が待っています。
これを通り抜けるだけで十数分。
そして入口からブランデンブルク門までの道のりの中で4回も荷物検査があるのです・・・
テロ対策の一環として行われているこの厳しい検査ですが、ここまで厳しいと逆に怖くなってきます。
そしてこの検査、検査する人によって基準が異なっていて、3回目の検査ではお土産用にリュックに入れていたマグカップを会場内に持ち込んではいけないから捨ててこいと言われ、一度跳ね返されました・・・
もちろん捨てられるわけもなく、リュックの奥深くに隠して別の検査官の列に並び再挑戦!
マグカップの存在に気づかれるも、何も言われずに見事通過。厳しいのか適当なのか・・・
花火と爆竹に気をつけろ!
23時59分過ぎになると、アーティストによるパフォーマンスも終わり、ステージ上でMCらしき人が突然カウントダウンを始めます。
会場内の人が一斉にカウントダウンに乗っかり、
そして年が明けると各地で一斉に花火が上がります。
この花火、公式のでかい花火だけではなく、一般市民がそこらじゅうの道路で打ち上げる花火もたくさんあります。そして戦場かのように鳴り響く爆竹の音。
そう、この花火と爆竹こそが、観光客にとって最大の危険です。
人がすぐ横を歩いているにもかかわらず道路の真ん中でいきなり花火をあげ、爆竹を鳴らしたりなど、やりたい放題。
もちろん毎年けが人が出ます。
まとめ
ブランデンブルク門に限らず、年明けのベルリン市内はどこもこのように盛り上がります。
市民も自治体も、とにかく盛り上げるベルリンの年越し。
多少の危険はありますが、それでも一度は経験してほしいです。
アクセス
・ポツダマー広場・ソニーセンターから
北に徒歩10分
・ベルリン中央駅から
南に徒歩15分