チェストナットの巨木に会いに
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チェストナットの巨木に会いに・・・
すっかり桜も満開をすこし過ぎ、春真っ盛りで、気持ちもなんだかほんわかしてきます。
今日は山梨県北杜市にあるトチノキの巨木に会いに行きました。
トチノキは英語でチェストナット(Horse Chestnut)。
バッチフラワーエッセンスでは、まずこのチェストナットの木の芽からチェストナットバットというエッセンスが作られます。そして、お花が咲くと、ホワイトチェストナットというエッセンスが作られます。
お花以外からフラワーエッセンスが作られるのはこのチェストナットの木と、ロックウォーター(石清水)だけです。
植物を観察することはバッチフラワーエッセンスを理解するうえで、とても大切(と私は思う・・・)。
この時期は木々が花を咲かせ、新芽を吹いています。
チェストナットバットを観察するには今しかありません!!
そこで、今日は雲ひとつない青空のもと、森に出かけました。
まだ木々は小さな小さな芽を膨らませているだけです。
ちょっと一人では心細くなるような山道を抜けて行くと・・・
突如、視界が開けたかと思うとそこには息をのむほどの大きな大きなトチノキが佇んでいました。写真では伝わらないのが残念です!しばらく近づくことも忘れて見とれてしまいました。(樹高は30mにもなるそうです。樹齢も300年以上とのこと。)
このトチノキとは想像を超えた感動的な出会いでした・・・
近づいて根本から見上げると大きく広げた枝と、苔むした幹が堂々と、静かに空に向かって立っています。遠くの方に目をこらすと、ちゃんと新芽が膨らんでいます!!
これがチェストナットバットです
あまりにも巨木だったため、木の芽は何十メートルも先にあり、小さな写真になってしまいましたが、先端のぽちっと膨らんでいるのが芽です。これからまだまだ大きく膨らんでいきますが、チェストナットの芽は全部の葉を一気にこの芽吹きの時に開くので、とても印象的な植物です。
ニールズヤード式フラワーエッセンスLessonという本によると、
「どの植物よりも早く芽を出し、冬の間この芽はねばねばとした樹液に覆われ外界から守られています。エッセンスには、この樹液のついた芽が使われます。そのあと芽は、みるみるうちに20cmほどの繊毛に覆われた葉を広げます。」と書かれています。
まさにこれがチェストナットバットです!!
足元を見ると、イギリスでConkerと呼ばれる”トチの実”が落ちていました。
実は人も動物も昔から食べてきました。Horse Chestnutというのは、馬のエサとして与えられてきたことからついた名前なのだそうです。
内面の思考がぐるぐる回って同じことを繰り返したり、心配事がやまなかったり・・・そんな気持ちに陥ってしまったときに私たちを助けてくれるチェストナットのエッセンス。
葉が開く前の今の時期に改めてトチノキの姿を見て、内へ内へうねってぐるぐるとまわる様子を表すと、イギリスで植物観察の先生が説明してくださったことがとても良く理解できました。葉が覆っている時のチェストナットは外から見るととてもバランスのとれた木に見えるからです。枝の様子は葉のない時でないとわからないものですね。
私もたまに、ぐるぐると同じことを考え続けてしまったり(ホワイトチェストナット)、”また同じ失敗を繰り返してしまったーーー”ということ(チェストナットバット)があります。そして、新しいことに挑戦する時に、チェストナットバットを使うこともあります。古いパターンを去って、眠りから覚める新芽のように大きく葉を広げたい!と思うからです。
このエッセンスを使うときには今日出会うことができたこのトチノキのことを想い出すことでしょう。
もう少しすると葉を広げるところに出会えるかもしれないと思ってワクワクしています。
名残惜しかったけれど、帰りに振り返って見上げたチェストナットには、春の太陽がキラキラと降り注ぎ、本当に美しく、何か特別なエネルギーに満ちているように感じました。
みなさんもぜひ、近くの植物たちに会いに行きましょう!