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minirobo tech lab.

白サフ君リファイン盆栽記⑭「ベアリングの是非」

2018.02.13 22:10

ベアリング化してはみたものの

現時点でわかっている問題課題について共有しておきます。



・部品の入手性が悪い

・加工精度が求められる

・少し重くなる

・遅くなる?!



高回転高負荷時の耐性や潤滑性能は抜群ですが、実はこの改造には大きな問題があります。


ギアがとても小さくて軽いのに対してベアリングが重いので、慣性力がほとんどありません。

ベアリングの回転抵抗に負けて加工前より回らなくなります。( ゚д゚)

ギアが金属ならいいのに!(違


非常にスムーズに回るのに重い。

これは速度と電池の消耗に直結です。

高出力であれば無視できるレベルですが、ミニロボの場合は、、、速さにはつながりません。




ええぇぇぇどうすれば・・・






そこで脱脂です。

パーツクリーナーやZippoオイルなどで内部のグリスを全部抜きます。

市販状態では耐久性重視の硬めのグリスが封入されているのでこれでは性能が出ません。

世の中にはいろいろな道具があるものです。

超低粘度のグリスを圧入するか、

洗浄のみにして、寿命と引き換えに無抵抗ベアリングの完成・・・

この場合は粘度の低いミシンオイルなんかで仕上げするといいと思います。




ミニロボで使えるベアリングはミニチュアベアリングと呼ばれる極小サイズのもので、釣りのリールとかで使われたりします。

今回はシールドタイプを選びましたが、メンテナンスを考えるとオープンタイプでいいかも



毎試合全部バラして洗浄とか気が遠くなりそうですが・・・

レースカー並のメンテナンスを必要とする割にはそこまでリターンがないという・・









ガタをなくすだけなら他にも方法はあるので、わざわざここまでやらなくても目的は達成できそうです。



ミニ四駆のように最初から最後まで出力全開でコンマ何秒を争うなら重要な部品ですが、ミニロボは非力なのと初速と中間加速のピッキングさえよければ試合で十分な性能を出せるので、何を目的とするかよく考えて改造する必要があります。










加工精度も高くないので、今のところどんなベアリングでも変わりはなさそう・・

超高いのも超安いのも変わらない


↑これ、1個37円でした( ゚д゚)


20分の1かよ・・・orz

(後になって見つけた




基本的にベアリングは値段に正比例して性能が良くなる傾向にあるので、どうせなら良い部品を使ったほうがいいと思いますが、実験程度なら1個37円でも十分役割を果たすと思います。。


そもそも真似する人が現れるのかというところですが

どうせならもっとぶっ飛んだ改造で突き抜けたいなぁ・・




せめて、ファイナルギアのところだけでも実用化できれば、

1台74円でかなりコスパ高い改造になりそうです。


わりとめどが立ってきましたが、ホイールが素直に付かなくなるのでハブ化含めて追加の改造も考えておく必要があります。



一番難しいのはベアリングのためにギアボックスの穴のサイズを正確に広げるところですね。

ここが決まればあとは組み立てるだけ・・ だけになるようにまだ試行錯誤中です。








#たとえ真っ直ぐ走らなくてもゴールを決められる性能や、こぼれ球を拾う腕がある方が圧倒的に強い