「宇田川源流」【現代陰謀説】 個人的なことで陰謀を語ってはいけないのですがチェイニーだけは私も個人的に許せない「事情」
「宇田川源流」【現代陰謀説】 個人的なことで陰謀を語ってはいけないのですがチェイニーだけは私も個人的に許せない「事情」
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。本来は、現代に行われている陰謀や、暗殺、または戦争に向けた工作などに関して、様々にその内容をお知らせし、そのうえで、その対策を何とか書いているということになっている。実際に、ニュースなどにその「破片」は書かれているのだが、基本的には、多くの人がそれらの重要な「破片」を読み飛ばしてしまい気が付かない。しかし、そこに書いてあることが重要な情報を含んでいるということになるのである。そのことができていないので、現在の普通に見えることのできるニュースの裏側で何が起きているのかということを皆さんにお話するということになるのである。
実際に、現在の旧統一教会の報道などは、何かの「陰謀」を感じる。安倍晋三元首相の暗殺⇒、その暗殺犯が統一教会に恨み、⇒共産主義者の弁護士が暗殺犯ではなく旧統一教会が悪いといい始める、⇒マスコミが旧統一教会と政治家の関係を洗いだす、⇒まるで安倍元首相が暗殺されたのは当然であるかのような感じになり、暗殺犯の減刑を求める署名が出る、⇒マスコミは、暗殺犯に関する報道を止め旧統一教会と与党政治家に限った関係性の実を騒ぐ。という感じである。いつの間にか「暗殺犯というテロリストをヒーロー化する」というような、伊藤博文を暗殺した安重根と同じような感じになってしまい、そこに日本人(または日本にいる外国人かも知れないが)が数千人署名するというような形になるのである。これを「世論誘導の陰謀」と考えずに何をするのであろうか。まあ日本の左翼主義者たちがそのようなことをし、その暗殺テロを肯定する人々がマスコミを含めて多いということが最も大きな問題ではないのか。そのようなマスコミを放置していることが最大の問題なのである。
さて、その安倍元首相と親しかった「トランプ大統領」は復権するような感じで活動をしている。今年の11月に中間選挙といわれる選挙がある。アメリカの議会選挙で、下院はすべて、上院は定員が6年なので、その定員の3分の1ずつが、改選期となる。この選挙によって議会が大統領の所属する政党と異なるところが与党になると、議会とホワイトハウスが対立関係になってしまい、レームダック化し、政治の停滞が起きることになる。その内容は、残り二年、そして2024年の次の大統領選挙を占うものになる。
「反トランプ」象徴の現職敗退=米ワイオミング州共和予備選
【ワシントン時事】11月の米中間選挙に向け西部ワイオミング州で16日、共和党予備選が行われ、「反トランプ派」筆頭格の現職リズ・チェイニー下院議員(56)が、トランプ氏の「刺客」候補ハリエット・ヘイグマン氏(59)に敗北した。複数の米メディアが伝えた。
トランプ氏は、スパイ防止法違反や機密文書持ち出しなどの容疑で連邦捜査局(FBI)の捜査を受けているが、共和党内での影響力を改めて示した形だ。同氏は16日、自身の立ち上げたインターネット交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で「米国にとって素晴らしい結果だ」と歓喜した。 【時事通信社】
2022年08月17日 12時38分 時事通信
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-1814208/
焦点:共和党予備選大敗チェイニー氏、トランプ氏復帰阻止に照準
[ワシントン 17日 ロイター] - 今年11月の米中間選挙に向けた米ワイオミング州の連邦下院選の共和党予備選で大敗した現職のリズ・チェイニー議員は、今後2年間をトランプ前大統領のホワイトハウス復帰阻止に費やす構えだ。反トランプ氏の候補として、自ら2024年大統領選への出馬を検討していることも明かした。
チェイニー氏は、昨年1月6日の連邦議会襲撃を受けたトランプ氏弾劾訴追決議に賛成した共和党議員の1人。16日の予備選でトランプ氏が送った「刺客候補」に敗れたことは、弾劾に賛成した議員の追放を目論むトランプ氏の運動が「大勝利」となったことを意味する。
チェイニー氏は敗北宣言の中で「ドナルド・トランプ氏を2度とオーバル・オフィス(大統領執務室)に近づけないために全力を尽くす。本気だ」と明言した。
チェイニー氏が選挙戦で掲げてきたのは、米合衆国憲法を守る責務と、2020年の大統領選が不正選挙によって「奪われた」とするトランプ氏の虚偽の主張への反対だ。
議会襲撃を巡るトランプ氏の責任を追及する下院特別委員会の副委員長という自らの立場も利用し、同氏とその支持者らがいかに民主主義を脅かしているかを指摘してきた。
チェイニー氏は「共和党支持者、民主党支持者、無党派層、皆が一丸となり、われわれの共和国を破壊しようとする者たちに立ち向かうことを決意しよう」と述べた。
同氏は17日のテレビ番組で、大統領選に出馬するかどうかを「数カ月中に」決めると表明した。
トランプ氏を支持するフロリダ州共和党のクリスチャン・ジーグラー副委員長は、ワイオミング州の有権者がチェイニー氏に「拒否、非難、追放、引退」といったメッセージを送ったと指摘。「今後、チェイニー氏が公職に就くチャンスはない」と述べ、大統領の座を狙っても失敗すると一蹴した。
トランプ氏は2024年大統領選に出馬する可能性をちらつかせ続けているが、正式な出馬宣言はまだ行っていない。このためフロリダ州のデサンティス知事やペンス前副大統領など、共和党の他の次期大統領候補と目される人々は、今後の出方を公言できないままできる。
<拡声器を手に>
一部の共和党関係者らの見立てでは、チェイニー氏は大統領選の共和党予備選で指名を勝ち取ることは期待していない。むしろトランプ氏の勝利を阻止することに全エネルギーを傾ける狙いで、正式に立候補しなくてもその役割は果たせるかもしれないという。
「彼女は共和党予備選でトランプ氏に勝てないと分かっている。だが、立候補すればチャンスと『拡声器』を手にできる」と語るのは、トランプ氏の批判派であり、ウィスコンシン州のラジオでかつて保守系トークショーの司会を務めたことのあるチャーリー・サイケス氏だ。「彼女はトランプ氏側の『とげ』であり続けるだろう」と言う。
ただ、アナリストによると、共和党幹部らはトランプ氏への脅威を断つため、同党として大統領選の候補者討論会への参加拒否を決めた経緯があり、チェイニー氏は予備選討論会への参加を一切禁じられる可能性がある。
また、無所属で立候補した場合には、民主党の対立候補に流れていたはずの無党派層と共和党穏健派層の票を自身が奪い、不本意にもトランプ氏を利する恐れがある。
かつてポール・ライアン元下院議長(共和党)の側近だったブレンダン・バック氏は、チェイニー氏陣営はトランプ氏に対抗する最善の方法をじっくりと考える必要があると指摘。「必ずしも彼女が立候補する必要はない。外部から運動を展開するかもしれない。資金を集める、報道官を引き受ける、さまざまな政治組織や派閥をまとめる、といった方法だ」と述べた。
チェイニー氏は予備選敗北後、自身の陣営をリーダーシップPAC(政治活動委員会)に衣替えするための書類を連邦選挙委員会に提出した。PACの名称には「ザ・グレート・タスク(偉大な事業)」と、リンカーン元大統領が南北戦争中に行った有名なゲティスバーグ演説の一節を採用した。
チェイニー氏はPACを通じて市民にトランプ氏の脅威を知らしめるとともに、トランプ氏が大統領選に入った場合に反対活動を展開するとみられる。
16日の敗北宣言演説では、米国史上最も偉大な大統領の1人とされるリンカーン氏も、大統領になる前には何度も選挙に敗れていたと指摘した。
チェイニー氏陣営の手元資金は7月末時点で約750万ドル。
2016年に下院に初当選したチェイニー氏は、議会襲撃事件を巡る下院特別委員会で際立った役割を果たしたとして、全米のトランプ氏批判派から賞賛を浴びてきた。
一方で、共和党のカリスマ、トランプ氏に忠実でないとしてチェイニー氏を批判する同党支持者も多い。
保守系シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所のシニアフェロー、マシュー・コンティネッティ氏は「多くの出来事によって明確になったのは、わが国の政治の焦点がこれほどまでに政策からずれ、トランプ氏の問題、そして彼に関する立ち位置の問題になってしまったという事実だ」と喝破した。
(David Morgan記者、James Oliphant記者)
8/18(木) 13:41配信ロイター
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab8e04e1073ca7f1d2179391cab0980aabb82bc9
さて、現在はまだ「各州の候補者」を各政党、つまり民主党と共和党が選ぶ「予備選挙」の段階である。その為に、今回の内容は「ワイオミング州における共和党の候補を選ぶ予備選挙」である。
さて、ワイオミング州といえば、第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュの下で副大統領を務め、「アメリカ史上最強で最凶の副大統領」と呼ばれたディック・チェイニーのお膝元であり現在は、その娘であるリズ・チェイニー議員が選出されている。
さて、ところで急に話を変えるが、「バイス」という映画を見たことがあるであろうか。原題の「VICE」は、単独では「悪」「悪習」「悪徳」などの意味であるが、接頭語として「VICE」を用い、「vice-president(vice president、ヴァイスプレジデント)」とすると「副社長」および「副大統領」の意味となる。
そのあらすじをサイトから抜粋しよう
<以下抜粋>
2001年9月11日。アメリカで複数の旅客機がハイジャックされ、うち2機が世界貿易センタービルに突っ込みました。国家を大きく揺るがすこととなった同時多発テロ。物語は軽快なカートの語り部により進められていきます。
その頃ホワイトハウスでは副大統領ディック・チェイニーが大統領危機管理センターに避難して陣頭指揮に当たっていました。国防長官ラムズフェルドからの電話で「国の交戦規定は?」と尋ねられたチェイニーは、不在のジョージ・W・ブッシュ大統領に確認を取ることもなく「いかなる航空機も脅威と見なせば撃墜できる」と答えました。人命に関わる重大な決断を平然と独断で下してしまうチェイニー。不穏な空気が流れました。
さかのぼること1963年。若きチェイニーは酒浸りの大学生でした。酒とケンカでイェール大学を退学になり電気工として働き始めましたが、酒癖の悪さは相変わらず。警察沙汰になったことをきっかけに恋人リンに喝を入れられ、二度と失望させないことを誓わせられます。1968年、ワシントンD.C.で連邦会議のインターンシップに参加したチェイニーは、共和党下院議員ラムズフェルドの型破りなスピーチを気に入り、彼のもとでアシスタントをすることにしました。「口は堅く」「指示を守れ」「忠実であれ」という部下に必須な3ヶ条を叩き込まれたチェイニーはこの世界に身を捧げることを決意したのでした。
その後ラムズフェルドの失脚で一度は政界を離れたチェイニーでしたが、1974年にニクソンが辞任を発表すると、再びラムズフェルドに連絡をして「ホワイトハウスを乗っ取ろう」と持ちかけます。こうして史上最年少34歳で大統領首席補佐官となったチェイニーでしたが、下院議員選挙に出馬を決めてまもなく心筋梗塞で倒れてしまいます。しかしそれを救ったのはまたもや妻リンでした。彼女は選挙キャンペーンでワイオミングの庶民の心打つ演説をし、夫を勝たせました。
したたかさを備えたチェイニーはレーガン政権で活躍、その後を受けたジョージ・H・W・ブッシュ大統領のもとでは国防長官に就任。輝かしい日々を送っていました。ところが、次女メアリーが同性愛者であることが発覚。共和党は同性愛や同性婚に不寛容だったため大統領への道は断念し、愛する家族とともに、ヴァージニア州ののどかな自然の中で悠々自適な生活を送ることにしました。
そんな中、チェイニーのもとに入った1本の電話で事態は急変します。かつて国防長官として仕えたブッシュ大統領の息子でひどくできが悪いと評判のジョージが大統領選に出馬するというのです。副大統領候補を打診され乗り気になれなかったチェイニーでしたが、無邪気な青二才のジョージと直接面会するとひらめきました。官僚や軍、エネルギー政策から外交政策に至るありとあらゆる実権を掌握することを画策します。こうしてジョージは2001年の1月20日に大統領に就任。副大統領となったチェイニーは旧知のラムズフェルドを国防長官に迎え、思惑通りの人事を敷きました。
再び2001年9月11日。チェイニーはテロとの攻防に隠れて憲法や国際法を拡大解釈し、国民へ巧妙な情報操作を行うことでイラクを敵国と仕立て上げます。パウエル国防長官はこのイラク政策に同意していませんでしたが、2003年の国連安保理でイラクが大量破壊兵器を所持しているというスピーチをし、のちに責任を取って辞任。このスピーチのお膳立てをしたのもチェイニーでした。
その後、一元的執政府論という憲法の解釈を打ち立て、執政の主導権は大統領にあり、議会の干渉を受けずにさまざまな行政判断を行うことができるという理論を推し進めます。これにより減税や献金、軍事や拷問までもを自由に操っていくチェイニー。しかし、米兵の犠牲者増加や捕虜虐待報道がかけめぐり反戦論が吹き荒れます。追い討ちをかけるように再び倒れ生死をさまよいますが、それまで物語を進めていた語り部カートの不慮の事故により、新たなハートを手に入れ奇跡的に復活します。TV番組に出演し、責任を問われたチェイニーは言うのです。「非難の嵐も平気だ。愛されたかったら映画スターになればいい」と。さらには「あなたたちの愛する人々を守るためにしたこと。私は決して謝らない」と
<以上抜粋>
さて、このチェイニー副大統領は、何故9・11を強行したのか。これは簡単に「自分が石油商社を持っていたから」であり、後のシリア内戦も彼が仕掛けたものであることは間違いがない。私は、この映画スタッフに接触を受け、その内容をすべてお話しているが、その一部は映像化されている。
さて、まさに「自分の欲得のためには何でもする」というのがこのチェイニーの実態であり、このチェイニーに最も近い副大統領が「オバマ時代のバイデン」であるといわれている。
さてそのような悪評もあり、リズ・チェイニーはかなり評判が悪かった。それでも、共和党を支持する人の多いワイオミング州で自分の勢力を伸ばしていたが、今回、トランプが刺客候補を断てたためにダブルスコアで敗北する。
さて、「生きゅや貿易の商社をやり、イスラム圏内を席巻する」チェイニーと「イスラエルやユダヤと組んでイスラムをコントロールする」トランプは、当然に仲が悪い。イスラムとユダヤの関係に近い。このチェイニーの話をすると、ブッシュジュニアが「イスラム圏内に民主主義を根付かせる」などと言ってイラク戦争に飛び込んでいった姿を思い出す。まさにそのようなことを乗せて、影で欲得で動いたのが、チェイニーであり、その同じ枠組みでトランプを批判する急先鋒になっている。
当然に「トランプ型の政権」に戻ればチェイニー一族は困った立場に追い込まれる。そのような内容を知ってこのニュースを読むことができるのか、そのことが重要であり、またこのニュースの結末の先には「アメリカの中東政策」の変化、そしてイランの核合意やそこから派生するロシアや中国とアメリカの関係がみえてくるはずなのである。