mahaloco物語
第1話
カフェ
ハワイアンジュエリー
ヘアサロン
ウエディングパーティー
ハウオリ
アクティ部
イベント会場
作戦会議室
待ち合わせ場所
と、一つの店でいろんな顔を持つMahaloco。
一言では説明のしようのないこの店は一体どうやってできたんでしょうか。
それは今から10年前、湘南在住の建築士「泉谷吉信」さんとの出会いから始まりました。
ぼくは美容室での仕上がりだけ満足する髪型じゃなくて、自分でも扱いやすい髪型を創るのが僕の一番のこだわり。そのためにはその人が今どんなことに興味があって、どんなことに悩んでいるのか。そして、どこに向かっているのか。と、そんな話を聞いて、その上でその人の暮らし方にぴったりの髪型をデザインしたい。だからそのためにも、まずはお客様がお店に入って
「うわぁ!素敵!」
って感じてもらえる空間が欲しい。だから、今あるみんなが知っている美容室のような店では、驚きもないし、話が弾まない。今までと同じでは会話も単調になってしまうのでリクエストされた髪型だけをつくるだけの美容師になってしまうんです。
美容師は、こんな近くで仕事する職人なのにお互いが不安を抱えたまま、気持ちが繋がってない状態での仕事は例え1000円だってお客様はリピートてくれない。僕はそんなやりがいのない仕事はしたくない。
と、これが当時の僕のリクエスト。
当時、いろんな人が新店舗の相談に来てくれていましたがどれもピンときませんでした。
ほぼ諦めていて途方に暮れていた頃、たまたま読んでいた雑誌で見つけたこの人の作品とコメントに遭遇。僕はビビりながらも、思い切って電話しました。
彼とに出会いは衝撃でした。
Mahalocoのデザインが決まるまで、お互いのこだわり、自分の価値観、夢、とか何度も何度も語り合いました。
この人(よっちゃん)にお願いした理由はいくつもありますが、僕が一番良かったことは、とことん僕の話に付き合ってくれたところ。
今でこそ理解してくれる人はたくさんいますが、当時の僕が言っていた「お客もスタッフも関係なくみんなで創る店」という発想は理解してもらえませんでしたので、彼との出会いは奇跡でした。
たぶんつづく