2年半の不眠症(1)
<眠れない2年半>
私が酷い不眠症に陥ったのは2015年6月くらいから2018年1月でした。 通常は夜12時~1時に寝て、6時頃目が覚めていました。入眠には5分とかかることはありませんでした。 ところが12時に寝始めてもなかなか寝付かれず、必ずのように2時30分に目が覚めて、そこから寝たり起きたりを何度も繰り返す浅い眠りのまま、朝を迎えます。 1か月くらいは我慢したでしょうか。心療内科に通い、睡眠剤や抗不安剤や抗うつ剤或いは漢方薬を処方してもらいました。早寝早起きを勧められ、夜10時~11時に床につくようにしました。しかしながら、薬を飲んで早く床についても、今度は1時30分に目が覚めるようになり、そこから浅い眠りと覚醒を繰り返すばかりで、睡眠の改善が見られませんでした。もちろん、お酒を飲んでも眠れません。はっきり感じるのは、お酒を飲むと更に眠りが浅くなるので辛いということでした。 病院に行くと、薬が増える一方でした。
<危険な状態>
眠れない。薬も増える。朝はぼーっとした状態で布団から出ることが吐きそうになるくらいしんどい状態が続きます。背中を丸めていつもの半分以下の朝食をかきこんで、得意先の会社まで30キロ約1時間の道のりを車で運転するのですが、不眠による慢性的な疲れと薬の作用でしょう、その30キロの間に睡魔が襲い2度は止まって車のシートを倒して15分くらいの浅い睡眠をとらなくてはなりません。仕事中も集中力がなく、いつもは1時間でできる仕事が2時間も3時間もかかります。帰宅時の運転は睡魔から3度も車を止めて浅い眠りをとらなくてはいけませんでした。
体がだるい。とにかくぐっすり眠りたい。パートさんや家族が「痩せた?」と聞く機会が増え、元々身長が高くやせ型の私ですが恐る恐る体重計にのると、72キロの体重は63キロまで落ちていました。「食べんと!」と家族に言われても、全く食欲がないので食べられません。
あまり自分の顔を鏡でみることが無い私。自分の顔を鏡で見て、この生気の無い痩せこけた顔が自分の顔か!?驚くのでした。