経営難の理由は「集客じゃない」かも?見直すべき3つのポイント
どのような状況下だと経営難なのでしょうか。
理美容室で言うと、
▼お客様の予約がスカスカ
▼新規が月に5人以下
▼キャッシュ(貯金)が無い
上げればまだまだありそうですが、
最後のキャッシュが無いのが1番まずい状況ですね。
ドキッとしたオーナーもいるのではないでしょうか。私も常にドキドキしてますwww
と考えるのも勿論ですが、
今回は3つ【見直す】事により経営難を乗り越える方法を見つけていきましょう。
経費の見直し
コストダウンってやつですね!
売上げを上げるのも重要ですが、売上げが伸びれば伸びるほど、実は経費もどんどん上昇します。お客様が増えれば当然、水道光熱費や材料は上がりますよね。
そこで経費を見直す事により純利益はアップします。
例えば、
▼電気代の無駄遣いはないか。照明はLEDの方がお得ですね。エアコンの温度設定はもちろん、陽が入るサロンならば夏はブラインドを閉めて涼しく冬は開けて暖かく。少人数サロンならばよりこまめな管理ができそうですね。
▼紙代(雑誌など)タブレットやオンラインに変えられるものはないか。雑誌を何冊も買うよりもタブレットの雑誌読み放題プランの方が安いです。
但し、お年寄りが好きな雑誌は必ず置いて下さい。費用対効果は私が保証しますwww
▼広告宣伝費は削減できるものはないですか。これはやたらめったら削減したら集客できなくなるので、やみくもに削るのはNG。
例えば顧客に対しては大手ポータルサイトからの予約ではなく、自社サイトからの予約にしてもらうなど。
顧客を増やし最終的には広告費を無くしたいというのが理想ですよね。スーパーハードな課題ですw
▼材料費の見直しはやってますか?同じカラー剤でもディーラーによっても価格は様々、むしろネットの方が安いかも。
内装をお願いした時はあれ程“アレ”をしてたのに…忘れちゃいましたか?
相見積もりを取りましょう!
他社が安い時は価格交渉ができる場合もあります。
他にも経費の見直しできる所があると思います。
100万の利益ー70万の経費=30万の利益
100万の利益ー50万の経費=50万の利益
経費の圧縮で利益は伸びます!
キャッシュフローの見直し
「フロー」とは流れのことです。
キャッシュ「お金」フロー「流れ」
つまりお金の流れ、出入りのことをキャッシュフローと言います。
利益は、売上から費用を引いて計算します。
例えば、
1000円で仕入れて1500円で売ると利益は500円です。
500円=1500円−1000円
この時に、商品を仕入れてすぐに売れて、そして現金仕入れをしていれば500円の利益ですが、仕入れをして売れなければ、-1000円です。
利益 :500円
キャッシュフロー:-1000円
となります。
会計上の数字は必ずしも一緒になりません。
キャッシュフローを把握する一番簡単な方法は、キャッシュの増減を見ることです。
今月末のキャッシュ−先月末のキャッシュ=月間のキャッシュフローです。
キャッシュフローをプラスにするには、
▼仕入れをしてからできるだけ早く売り上げて在庫を増やさないようにする。
▼支払いをできるだけ遅くする。
キャッシュフローがマイナスとなる原因の多くは、▼必要以上の多額の設備投資や器具の購入。
▼お金を生まないことへの出資。
などが挙げられます。
経営を現金ベースでやっていきましょう。
現金が残っている時は廃業はありません。
そして、お金の出入りやこれから先に支払う事などを理解しておくためにも、
資金繰り表を作ることをお勧めします。
キャッシュフローを見直して現金を多く残していきましょう。
サービスの見直し
理美容室には単価というものが存在しますね。
高級店ならばカット単価は1万円。中間で4.5千円。低価格で2千円前後でしょうか。
あなたの店はその価格に見合ったサービスを提供していますか?
高級店ならばマッサージやドリンクサービスがあって良いと思いますし、無いとなんだか物足りないですよね。
そのかわりお客様の滞在時間も長くなるはずです。
もし低価格のカット単価でドリンクサービスやマッサージをしていたら…
今すぐやめてください!
お客様の滞在時間が長くなり薄利多売の鉄則から外れています。
もっと言うと、
自ら自分の首を絞めていますよ!儲からないループに自ら入ってしまってます。
その価格に見合ったサービスで良いんです。それに納得したお客様が付いてきてくれれば良いんです。
マッサージの時間を削減したら、1日何分の空き時間ができますか?その空き時間に集客アイデアを絞り出しましょう。
暇だからマッサージやってるんですか?
「あの店はいつも空いててマッサージまでしてくれるのよ〜」と言う噂で繁盛店になると思いますか?
もう一度言います。
その価格に見合ったサービスで良いんです。それに納得したお客様が付いてきてくれれば良いんです。
まだまだ見直せるサービスはありそうですね。サービスを見直す事により経営難を改善できます。
少しの変化がやがて大きな変化になります。
馬鹿にせず、目の前の小さな課題から取り組んでいきましょう!