制作事例CASE28：ピアノ発表会の記念品
こんにちは。
お盆休みが空けて、ゆったりと営業しています。
休暇中はアルコールインクアートやキャンドル作りに挑戦したり、銭湯に行ったりとリラックスした日々を過ごしていたので、今日からは気持ちを入れ替えて頑張りたいと思います。
秋冬は新商品をたくさん発表する予定なので、準備や告知も秘かに進めています。9月からSNSで少しづつ紹介し、10月頃に販売予定となります。続報をお楽しみにお待ちください。
▼制作事例
さて、ピアノ教室の先生が発表会の記念品に作ったレザータグをご紹介します。
レザータグ：当店では革にも活版印刷ができます。自動の活版印刷機では革を掴めないので、手刷りならではのアイテムです。刻印と比べるとインキを入れることが出来るのが最大のポイント。活字を組み替えることでお名前を自由に印刷することが出来ます。
今回は、ピアノ教室に通う約60名の生徒さんの名入れを、5時間程かけて印刷しました。
おひとりづつ活字を組むのはとても根気が必要な作業ですが、息子さんと一緒に頑張ってくれました。最初は難しいかもしれませんが、帰るころにはスタッフと同じくらい上手になりますので、初めての方もご安心してお越しください。
革はホワイト・ヌメ・ブラウンの3種類をご用意いたしました。革に綺麗に印刷できるインキは限られているので(弊社調べ)、今までに試行錯誤して綺麗に印刷できた色の中から選んでいただきます。
ホワイトの革：シルバー・ブルーグレー・ピンクベージュ
ヌメ革：ピンクベージュ・金
ブラウンの革：スミ・金
上記のカラー以外にもインキを入れずに凹凸だけ付ける”空押し”もご対応可能です。
▼ピンクベージュ
▼スミ
一度だけ印刷するとブラウン、二回印刷するとスミになります
ここで特にご注目いただきたいポイントは、文字の間隔です。
文字数が少ない方は、印刷するとぎゅっと縮こまった印象になるので、コミと呼ばれる金属の詰め物を文字の間に入れて間隔を広げます。
例) MEI → M E I
このひと手間を加えることで、仕上がりが格段に良くなります。手作業のため少しズレてしまうこともありますが、心のこもったレザータグにはきっと生徒さんも喜んでくれますね。
～後日談～
いつも商品作りを手伝ってくださるパートさんの娘さんが、偶然にもこのピアノ教室に通っていて、発表会でレザータグをもらったそうです。一目見ただけでTLPのレザータグだと気付いたそうで、朝一番にすぐに報告をくれました！
まさかここが繋がっていたなんて、と感動してしまいますね。いつか地域の方の架け橋になるようなお店になれたら良いなと思っています。
～印刷内容～
コース：活版印刷機レンタル
革：TLPオリジナル レザータグ
サイズ：80 × 30 mm
印刷版：活字 (バンハード18pt)
インキ：ピンクベージュ・スミ
枚数：60枚
所要時間：5時間
※レンタル時間には印刷機のレクチャー、印刷位置の確認、印刷練習、片付けを含みます。
※所要時間は状況によって変動いたしますので、ご参考程度にご覧ください。
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