第153話:悪魔アガースラを殺す(11):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
2018.02.11 22:57
巨大な大蛇の体からは照りつけるような光輝が放たれ、
全方向を輝かせ、
死体の口からクリシュナが出てくるまで、
それぞれが空に留まりました。
それから、全ての神々が注目する中、
その光輝がクリシュナの体の中に入りました。
そうして、
すべての者が喜び、
神々は花吹雪を
ナンダナ・カーナナ(飛空挺のような神々の乗り物)から
降り注ぎ始めました。
天界の踊り子が踊り始め、
歌い手として名の通ったガンダルヴァたちが
祈りの歌を捧げました。
鼓笛隊がケトルドラムを打ち始め、
ブラーフマナたちはヴェーダの朗唱を捧げました。
このように、天界と地上共に、
すべてのものが自分のできることをしはじめて、
主を讃えたのです。
主ブラフマーは、
この素晴らしい祝祭が
近くの惑星で続いていることを聞きつけると、
「ジャヤ!ジャヤ!」と
唄いながら、
仲間に加わりたいと、
この出来事を見にすぐにやって来ました。
主クリシュナの大変な栄光を見ると、
彼は完全に驚いて言葉を失ってしまいました。
…つづく
(10巻12章33-35節)